【 民泊 料金 】アパホテルに学ぶ新しい料金戦略
先日、ニュースを見ていたらビジネスホテルチェーンのアパホテルが驚きの価格設定を行っているという特集がありました。巷でも話題となっているこの高額な料金。しかし、民泊業界でもこの経営手法に学ぶべきことがあるのではないでしょうか?
●ビジネスホテルなのに宿泊料金1泊3万円の衝撃
アパホテルの新宿歌舞伎町タワー店ではシングル素泊まりで1泊32,300円というビックリするような高価格を提示していました。この料金は春休み期間である3月26日(土)に適用されていました。先日の記事にもあったように、花見シーズンということもあり人気のあるハイシーズンですよね。一方、平日の日程を見てみると12000円代という価格帯で推移しています。
つまり、アパホテルではハイシーズンには強気のプライシングをしているわけです。ビジネスホテルで3万円代。この衝撃的な価格に街の人たちからは「会社の経費として申請できない」「ビジネスホテルとしては破格すぎる」という声があがっています。しかし、airbnbを運営しているホストにとってはアパホテルの価格戦略に学ぶとことは多いのかもしれません。
●わざと高額に設定することで満室にさせないという戦略
アパホテルでは徹底的に効率を追求しています。それはビジネスパーソンへの需要を貪欲に満たそうとしている証左なのかもしれません。例えば、シングルでは動き回る必要性はないので、あえて広い空間ではなく狭い空間を提供する。ベッドとテレビは大きくして快適性を実現する。
ターゲットをビジネスパーソンに絞っているからこそできるわざなのかもしれません。つまり、アパホテルでは誰に対してサービスを提供しているかをしっかり認識しているのです。
それだけではありません。アパホテルの統括支配人はこのように述べていました。
「私どもはホテルという客室を提供する業種ですので、当日でも提供できるルームコントロールをしています。」
じつは、アパホテルでは突然のビジネス客のために当日まで満室にさせないというのです。つまり、わざと高額な宿泊料金を設定することによって、ある程度の空室を確保しているのです。この戦略によれば、「一泊3万円に設定することによって、予約が入ればラッキーだし予約が入らなくても空室を確保できるのでラッキー」だということになります。
実にしたたかな戦略ではありませんか?アパホテルはビジネスホテルという分野でairbnbとはターゲットもとるべき料金戦略も違いますが、参考にするところもあると思います。
わたしたちは料金設定の戦略についてもホスト向けのセミナーで公開しておりますし、コンサルティングサービスでは、ヒアリングを元に、あなたの物件にカスタマイズした料金戦略を立てる、といったことも行っております。
ぜひ、最適な宿泊料金を一緒に考えていきませんか?
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