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この寝具、民泊的にアリ? ナシ?素材の面から徹底ジャッジ!(天然素材編)

前回は掛敷具やリネン類の選び方のポイントについて解説しましたが、
今回は、そういった掛敷具やリネン類に使われることの多い素材について取り上げます。

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世の中に「素材」と呼ばれるものは無限に存在します。
しかし、掛敷具やリネンに使われる代表的な素材は10ほどと、
実はそんなに多くないのです。

この記事ではそのうち、代表的な5つの天然素材について、
性質の面から民泊の寝具(敷具・掛具・リネン類)として
アリかナシか? をジャッジしていきます。

※化学繊維はこの次の記事でご紹介しますので、お楽しみに。

 

なお、判定は下記のようになっています。

 ◎…… 正にベスト寝具、おススメ!

 ○…… ベター寝具

 △…… 注釈あり、もしくはあまりお勧めできない

 ×…… 買うのはやめておきましょう

 -…… 使用されている商品がない、データなしなど

 

天然素材のメリット・デメリットとは?

まず、天然素材全体のメリットとデメリットについてまとめてみました。

 天然素材のメリットは?

   ・体に優しい

   ・手触りや保温性に優れる素材が多い

   ・吸放湿性に優れる

天然素材はもともと植物の繊維や動物の毛などが原材料のため、
体に優しく、吸放湿性や保温性などに優れています。
オーガニックな部屋、というようなテーマならば、
寝具をすべて天然素材で揃えるのも一つのアピールポイントになります。

天然素材のデメリットとは?

   ・カビ・ダニ・虫食いの心配がある

   ・綿ぼこりが発生しやすい

   ・動物系の素材はアレルギーのある人には向かない。

   ・匂いが気になるという場合も

   ・厚みやクッション性が低くてへたりやすい

   ・民泊的にはメンテナンスの難しいものが多い

天然素材はいいことづくめのようにも見えますが、
デメリットもあります。
自然界にもともと存在する素材なわけですから、
当然、それを食べる生き物もいますし、綿ほこりが発生しやすかったり、
動物性の素材の場合、アレルギーの原因になることや、匂いが気になるといったことも。
また、厚みやクッション性が化学繊維に比べて低いため、
化学繊維に比べてへたりやすいので、買い替えの頻度が高くなることも。

こういった点があるため、貸し切りタイプの民泊で運用するには
メンテナンスが難しいものが多いと言えます。

 では、以下、それぞれの素材の特徴について見ていきましょう。

寿命が長くて吸湿性抜群!
木綿(コットン)

★素材の特性

  保温性  ○

  吸湿性  ◎

  放湿性  △(形状により異なる)

  耐久性  ◎

  お手入れ △(形状により異なる)

最もメジャーと言ってもいい素材で、値段も様々。
寝具では中綿やリネン類に利用されています。

中綿が木綿の布団は一般的に寿命が長いのですが、
使い続けるには定期的な天日干しや布団専門店での打ち直し
といったメンテナンスが必要不可欠です。

メンテナンスなしではどんどん水分を含んで重くなり、
ヘタって薄くなってしまいます。

現在では、打ち直しをしてくれる布団屋さんも少なくなりつつあります。
民泊での使用に関しては、確実にメンテナンスができる環境でない場合、
あまり購入はお勧めできません。

一方、布に加工された状態であれば肌触りが良く、
特にパイル加工のものは吸放湿性に優れています

洗濯も容易でお手入れがしやすいですから、
木綿のカバーやシーツ、タオルケットなどのリネン類は
民泊向きのアイテムと言えるでしょう。

まとめると以下の通りです。

★木綿(コットン)のおススメ用途は?

 敷具 ×

 掛具 △(形状により異なる)

 リネン類 ◎

  

夏場はこれで快適!
麻(リネン、ラミー)

★素材の特性

  保温性  ×

  吸湿性  ◎

  放湿性  ◎

  耐久性  ◎

  お手入れ △

保温性はありませんが放熱性が高く乾きやすいので、夏向きの素材です。
抗菌性と強度が高く、一般的に木綿よりも高価。
家庭用洗濯機で洗えるタイプもあります。

シーツやカバーなどのアイテムに適していますが、
人によってはごわごわ・チクチクした感じが苦手という場合も。
無難な素材とは言い難いため、民泊で取り入れるのであれば十分な吟味が必要です。

★麻(リネン・ラミー)のおススメ用途は?

 敷具 △

 掛具 △

 リネン類 △

 

ラグジュアリーなお部屋に!
真綿(絹、シルク)

★素材の特性

  保温性  ◎

  吸湿性  ◎

  放湿性  ◎

  耐久性  ×

  お手入れ ×

保温性・吸放湿性に非常に優れており、軽くて肌触りもなめらか。
自然素材の中では綿ぼこりも出にくい上、
美容効果や熟睡効果も期待できるという説まであります。

あらゆる面で他の素材を圧倒する真綿ですが、所謂シルクです。
従って、お値段的にはかなりの高級品になります。
特に純国産品では、一式で数十万円になることも珍しくありません。

それだけに長く大事に使いたいところなのですが、
ヘタりやすい上に打ち直しや丸洗いができず、寿命は5年ほどです。

これらを勘案すると、盗難だけでなく
汚損でも即買い替えとなってしまう真綿は、
民泊ではあまり現実的な選択肢ではないかもしれません。

真綿のアイテムを使うのであれば、
まずはカバー類など重さのかかりにくい、
比較的リーズナブルなものから検討してみてはいかがでしょうか。

★真綿(絹・シルク)のおススメ用途は?

 敷具 ×

 掛具 ○

 リネン類 ○

 

保温性、耐久性良好!
羽毛(ダウン、フェザー)

★素材の特性

  保温性  ◎

  吸湿性  ○

  放湿性  ○

  耐久性  ◎

  お手入れ ◎

ダウン(羽毛)とフェザー(羽根)があり、
どちらが多く含まれるかで「羽毛布団」か「羽根布団」かが決まります。
安価なものは1万円程度からありますが、
一般的に高価なのは保温性の高い「羽毛布団」です。

またダック(アヒル)とグース(ガチョウ)ではグースの方が高価。
しかしダックでも「アイダーダックダウン」になると、
掛布団だけで数百万円クラスのものも存在します。

このように、羽毛には様々な情報に値段が複雑に絡み合っています。
「ややこしくて結局どれを買えばいいのか分からない……」
となってしまいがちなのが残念なところです。

しかし機能面では保温性に優れており軽く、吸放湿性も良い素材です。

羽根が空気を含むためふっくらと柔らかく厚みを持ちますので、
羽毛が真価を発揮するのはなんといっても掛具でしょう。

羽毛の掛布団を使えば、
いかにも寝心地の良さそうなふかふかのベッドを演出することができます。
ただし、厚みの分だけ収納性は劣ります。

お手入れは掛具か敷具かにより異なるのですが、
掛布団なら月1回を目安に片面1時間ずつ、カバー付きのまま天日干しにする程度でOK。

汚れた場合は、基本的にクリーニング店に依頼することになります。
しかし、ウォッシャブルタイプであればコインランドリーなどでの洗濯も可能です。

また厚みやクッション性が落ちてきたときは、
専門店での打ち直しや羽毛の追加といったリフォームもできます。
お手入れが簡単な割には、寿命の長い寝具と言えるでしょう。

★羽毛(ダウン・フェザー)のおススメ用途は?

 敷具 ○

 掛具 ◎

 リネン類 -

 

肌ざわり抜群!
羊毛(ウール)

★素材の特性  

  保温性  ◎

  吸湿性  ◎

  放湿性  ◎

  耐久性  ○

  お手入れ ○

吸放湿性と保温性に優れた素材です。
敷掛具の中綿のほか、肌触りが良いことから
パッドシーツやウールケットなどにも利用されています。

日常のお手入れとしては、
週1回を目安に数時間陰干しをするだけと
比較的容易であることも魅力のひとつです。

とはいえ汚れてしまった場合は、
(ウォッシャブルタイプのもの以外は)
家庭用洗濯機での丸洗いができません。

専門店でのドライクリーニングが必要です。

ウールのパッドシーツやケットは、
基本的に保温性を補うための製品が多く、
基本的に秋~冬の寝具です。

しかし、ウールの中綿を使った布団やベッドパッドであれば、
1年を通して使用可能です。

ただしクッション性には乏しく、
敷具として単体で使うと床付き感が出やすいという欠点があります。
使用する場合は必ずマットレスと組み合わせましょう

またウールの布団は、重いという感想を持つ方が少なくないようです。

特に外国人ゲストが多い場合は、
ウール掛布団を採用するのは避けた方が良いでしょう。

★羊毛(ウール)のおススメ用途は?

 敷具 ◎

 掛具 △(掛布団以外なら○)

 リネン類 ○

以上、天然素材についてまとめました。
皆さまの寝具選びのお役に立てましたら幸いです。
次回は化学繊維素材についてご紹介いたします。

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