ホストさんが民泊物件を確保した後にすることは、部屋づくりでしょうか。
Webサイト上で自分の部屋を魅力的に見せるには、
インテリアと、写真撮影がキモになってくるでしょう。
また、インテリアについてゲストからクレームがつくこともあるといいます。

そこで、民泊向け物件のインテリアコーディネート代行業者として経験豊富で、
当協会の民泊セミナーでもスピーカーとして登壇されている、
株式会社　TIMELESS STYLE　兼子　悠さんに
インテリアコーディネート代行についてお伺いしてきました。

この記事は第2回目です。前の記事はこちら(第1回)

■外注のメリットは、何と言っても「時短」
–インテリアコーディネートというと、ご自分でやりたい方もいらっしゃる中、
敢えて外注するメリットは何でしょうか？

最大のメリットは「時短」ではないでしょうか。
単純に家具や小物類を揃えるにしても、1店舗のみで済むことはまずありません。
あちこちのお店を回って、一つ一つ確保していくことになります。
たまたま入ったお店に在庫がなかったら取り寄せることになりますし、
2つ必要な物を1つしか確保できないかもしれません。

例えば、他にお仕事をお持ちの方がホストを始める場合は、
週末のお休みの時にしかお店回りはできなくなってしまうため、
必要な物を揃えるだけでも1ヶ月は簡単にかかってしまいます。

また、部屋のコンセプトを決めて、「こんな物が欲しい」と思っても
どこに行けばイメージ通りの物が見つかるかわからないと、
あちこち見て回る必要が出てしまいます。

そこでプロに依頼するメリットが出てくるのです、
私たちは、どのお店にどんな製品があるのか、幅広く知っておりますから、
「こんな物が欲しい」となった時に、どこにそれがあるかすぐにわかります。
ですから、短時間に必要な物を全て揃えることが可能になります。
これにより、ホストさんの機会損失を低減できます。

弊社では、完成した部屋の撮影も実施できますので、
部屋を作って撮影～公開まで短期間で実現できます。

また、同じ色だと思ってあちこちのお店で購入したものを、
いざ合わせてみると、微妙に色が違って見えることもよくあります。
店舗ならば照明を落とすことで色の違いをわからなくすることもできますが、
住居の場合は、一定の明るさがあるため、違いがより際立ってしまいます。
プロに任せれば、そのようなことは起こりません。

更に、日本人と体格が異なる外国人のゲストを泊めるために、
例えばベッドのサイズ等についても自分が住む場合とは異なる配慮が必要なのです。
これを間違えて、自分サイズに合わせてしつらえてしまうと、クレームの種にもなりかねません。
そのようなリスクも軽減できるのはプロならではと言えるでしょう。

–おお、それは確かに、いくら好きな人でも自分でやるのは大変そうです。
他に、プロに依頼するメリットはありますか？

ホストさんの好み以外のテイストの部屋を作ることも可能になりますから、
尖ったコンセプトの部屋を作りこんで、その個性で集客するようなこともできます。
例えば、秋葉原でオタクルーム、のようなコンセプトで部屋を作ったら面白いでしょうね。

–確かに。それでは、インテリアコーディネーターさんに依頼すると、
どのような流れでインテリアが決まっていくか、教えていただけますか？(続く)
当協会では、インテリアコーディネートはもちろん、民泊ホストをサポートする
民泊代行業者を、地域やご依頼内容等に合わせてご紹介しております。
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