京都の民泊の今をレポートする第2弾。
今回は、京都のホストへの実際のヒアリング情報です。
先日、京都を訪れて、
代行会社や地元のホストに京都の事情を聴いてきました。
無許可民泊の一部ホストには
京都市からの手紙が届いている
各種報道で伝えられているように、
京都の行政は無許可民泊に対して厳しい姿勢を打ち出して来ていました。
無許可民泊の一部のホストには手紙が投函されており、
その内容は、行政に連絡をするように、とのことだったそうです。
まさに不幸の手紙ですね(汗)
京都市は着々と無許可民泊の調査を進めているようです。
京都人気は変わらず、利回りは東京、大阪よりも良好
また、稼働状況については、
円高の影響や民泊件数の増加による供給増大により、
パフォーマンスが下がっている物件はありましたが、
利回りを聞くと、東京、大阪よりもすこぶる良い印象でした。
京都の外国人観光客人気は継続中
アメリカの有名旅行雑誌、トラベルアンドレジャーの
世界人気観光都市ランキングでは、
2014年、2015年と、連続で首位を獲得し、
2016年も6位にランクインしている京都。
今後も外国人旅行者にとって人気観光地の地位を保ちつづけるでしょう。
そのため、宿泊施設の供給不足は今後も継続するものと考えられます。
しかしながら、無許可民泊について、
行政が厳しい姿勢を打ち出してきている現状では、
やはり旅館業法における簡易宿所の許認可を取得して、
合法的に民泊を運営する必要があるといえるでしょう。
京都で簡易宿所型民泊を始める
メリット、デメリットとは?
合法的に民泊を始めるためには、
簡易宿所の許認可を取得する必要があります。
ここでは、そのメリット、デメリットについてまとめました。
簡易宿所許認可取得のメリットとは?
1. 京都は、旅館業法を営める地域、用途地域が多い。
京都市は観光地が多いため、
旅館業の申請が可能なエリアが数多く存在します。
旅館業の申請が可能なエリアは、以下の5つです。
・第1種住居地域
・第2種住居地域
・準住居地域
・近隣商業地域
・商業地域
・準工業地域
京都市内の用途地域については以下のリンクから調査することが可能です。
http://www5.city.kyoto.jp/tokeimap/search_main.htm
2. 京都の観光地の魅力は衰え知らず。
先にも述べましたように、
有名旅行雑誌の世界人気観光都市ランキングで
京都は上位にランクインし続けています。
さらに、政府は2020年には訪日外国人数4000万人、
そして、2030年には6000万人を目標として、
さまざまな施策を打ち出しているため、
京都を訪れる観光客は今後も着実に増加し続けるでしょう。
3. 無許可民泊の取り締まりが厳しい分、
民泊件数は今後減る方向にある
無許可民泊の取り締まりが厳しくなっているため、
民泊から撤退するホストも出てきています。
京都市の調査によると、約2700件の民泊のうち、
約7%の189件のみが許可を得ている民泊とのことです。
今後、民泊への取り締まりがさらに厳格化することで、
無用なリスクを嫌って、民泊から撤退するホストが
さらに続出するでしょうから、
ライバルは減少していくことになり、
収益を確保しやすい環境が整うことになります。
簡易宿所申請のデメリットとは?
以上、メリットについて述べてきましたが、
もちろん、デメリットもあります。
1. 簡易宿所の申請には、費用がかかる
(申請費用、消防設備、内装工事など)
簡易宿所の申請に伴い、申請費用や、旅館業法だけでなく、
消防法などに基づいて内装工事を行う必要があります。
また、申請の際には関係各所への申請等が必要になってきます。
詳細は以下の記事をご参照ください。
2. 賃貸物件ではオーナー許可を得られにくい可能性がある
内装工事を伴うため、
賃貸物件では必ずオーナーの許可を得る必要があります。
もし、無断で工事を行うと、契約違反となり、強制退去となり、
場合によっては違約金を請求されることもあります。
そのため、出来る限り、自己所有の物件で開業した方がリスクは少ないです。
3. 現状では、ある程度の自己資金が必要
このように色々と制約があるのですが、
一番の制約は簡易宿所の許認可が得られる物件は
現状では、戸建て物件に限定されてしまうという点です。
戸建て物件の購入は、区分マンションと異なり、
フルローンを用いることが厳しいため、
ある程度の自己資金が必要となります。
4. 物件の需給がタイトになりつつある
ある民泊ホストは去年、民泊物件として
1500万くらいの物件を購入しようとしましたが、
タッチの差で他の業者に持って行かれてしまいました。
その物件は今年になって、簡易宿所物件として売りに出されていますが、
その金額はなんと、2000万円アップの3500万円となっていたそうです。
築古の物件であったそうですし、
簡易宿所の許認可申請や内装工事など費用がかさんだとしても
驚きの値段ですね。
このように、簡易宿所可能物件の供給はタイトになりつつあります。
当協会にお任せいただければ、
物件のご紹介から簡易宿所申請、
さらには運営代行までワンストップでご提供できます!
簡易宿所での民泊投資についてはさまざまな留意点があります。
たとえば、物件の選び方や申請に関する留意点等、
簡易宿所での民泊不動産投資のノウハウをお伝えするセミナーや、
簡易宿所可能物件の選び方、あるいは、簡易宿所を始めたいとお考えの物件が
実際に適合するかどうか、といった専門家によるコンサルティングサービスや
簡易宿所の申請代行もご提供しております。
今月のセミナーは7月23日(土)開催です。
詳細は以下の通りですので、
ご興味がある方はお気軽にご参加下さい!
■日時
7月23日(土) 13:00〜15:00
■会場
京都市内(烏丸御池付近)
※お申し込み頂いた方に詳細をご連絡差し上げます
■料金
6,000円
※事前振込です。お申込み後、ご案内差し上げます。
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