Airbnbのはじめかた

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民泊では値切るのは当然?ディスカウント要請にどう対応するべきか?(民泊トラブルシューティング)ディスカウント編

今回は民泊をめぐるトラブルの続編を述べたいと思います。
これまで、「環境の問題」や「ゴミの問題」について触れましたね。この双方に通じるのはコミュニケーションをいかに円滑に行うかにかかっていると思います。
例えば騒音の場合は、ゲストに対していかに不可避な事情を理解してもらうかがカギになってきますし、ゴミの問題の場合、ゲストにいかに分かりやすくゴミの分別を説明できるかがカギとなってくるはずです。

そして、今回は「ゲストからのディスカウントの要望」について述べたいと思います。
1●なぜ海外ゲストは値引きを欲しがるのか?
民泊を運営していると、外国人ゲストから頻繁にディスカウントの要望を受けることがあります。ディスカウントしてほしい理由はさまざまで、「長期滞在するから安くしてほしい」「新婚旅行だから安くしてほしい」「人数が多いから安くしてほしい」など広範囲な理由で値引き交渉に持ち込むのです。

ここでおさえたいポイントは、そもそもなぜ海外のゲストは値引きの要請をするのでしょうか?

一つには、値引きがコミュニケーションの一つとして認識されているからです。海外の人は値引きをすることによって、ホストとコミュニケーションをしたいのです。いわば話のタネとしてディスカウントを要請しているのです。今後、民泊の世界では値引きは「あいさつ」の感覚になるのかもしれません。

また、値引き交渉をすることによって純粋にコストを抑制する目的もあります。Airbnbはまだ富裕層が利用するステージにはありませんので、ゲストは厳しいコスト意識を持っているのかもしれません。だからこそ、一円でも安く泊まれればそれだけゲストの効用は増すのです。

●ディスカウントをしない場合の返答のしかたとは?
このように、あいさつ代わりになりつつあるディスカウントのリクエストですが、全てに対して受け入れていたら当然ながら収益性が低下します。
この場合には「●●円までのディスカウントを認める」などと自分なりのルールを前もって決めておくのがよいでしょう。また、状況に応じて柔軟に対応することも重要です。
たとえば、あるホストの例なのですが、もしゲストから物件のロケーションがよくないのでディスカウントの要請がきたら2000円までをタクシー代としてディスカウントするルールを設定しているそうです。

また、価格設定の段階でディスカウントを含めた料金を提示している場合は正直にそのように伝えるといいでしょう。

最後に、ゲストからのディスカウント要請にうまく答えるための文例集を2つほどご紹介しますね。ご参考にしていただければと思います。

(文例その1)
“We wish we could accept your request, but it would be a bit difficult as the price has been set after the consideration and the dates are actually in high season.”

(ご要望に応えたいけど、価格が良心的に設定されているので、難しいです。しかもハイシーズンということもありますのでご理解ください。)

(文例その2)
“Unfortunately, we cannot offer you a discount. We frequently readjust the price of our listing and the price you see on Airbnb will be the final one. We believe the price for our place is more reasonable.”

(残念ながら、ディスカウントは出来ません。物件の価格はよく再調整されて今あなたがairbnbで見ている価格が最終的な価格です。他よりもリーズナブルだと思います。)

このようにうまくゲストとコミュニケーションをとって値引き交渉を乗り切りましょう!

当協会では、値引きのケースを考慮した料金設定のノウハウを構築しており、また価格設定のコンサルティングも行っています。料金設定にお悩みの方は一度問い合わせしてみてはいかがでしょうか?
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