民泊ホストにとって困ったニュースが飛び込んできました。
以前、お伝えしたように、
民泊の営業日数の制限は上限180日をめどに検討されており、
閣議決定による、規制実施計画に盛り込まれるとのことでしたが、
6月2日に閣議決定された、
規制改革実施計画(PDF・民泊についての記述は23~24ページ)
によると、
家主移住型民泊と家主不在型民泊に対する
「一定の要件」として、
年間提供日数の上限を
「半年未満(180日以下)の範囲内で適切な日数」
に設定することを明記しています。
あわせて諸外国の例のほか、
既存のホテル・旅館との競争条件にも留意するとしています。
この要件については、
先日行われた、「民泊サービスのあり方に関する検討会」でも
議論が交わされていたところで、
ホテル業界からは
「(180日は)プロのビジネスの世界」、
賃貸業界からは、
「180日では事業としてペイしない」、
と双方の立場から反対の意思表明が出されていたところです
(参考記事:トラベルボイス)
この決定について、シェアリングエコノミーを推進する、
シェアリングエコノミー協会や新経連は内閣府に対して
反対意見を表明するとのことです。
(参考記事:TechCrunch Japan、日経新聞)
日本では民泊は海外と異なり、
家主不在型が民泊全体の7割程度を占めているため、
この決定は多くのホストにとって不利なものとなってしまいます。
「法律の施行後、その状況に応じた見直しを
必要に応じて行うこととする。」
という文言はありますが、
この状況では、法律施行後に民泊をやめるホストが
続出してしまいかねません。
そうなってしまうと、政府が掲げる、
訪日外国人数を2020年までに4000万人という目標の達成は
宿泊施設のキャパシティ的な問題から、難しくなってしまうことは
想像に難くありません。
民泊は名ばかりの規制緩和になってしまうのか、
それとも、きちんと意味のある規制緩和になるかは
今後の展開にかかっているといえるでしょう。
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先に書いたとおり、日数制限が入ることとなる民泊ですが、
場合によってはその制限なしに運営することも可能です。
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