訪日外国人数の増加に伴い、日本情緒を味わえるエリアとして、
京都の人気が急上昇している。
そこに収益チャンスを見出したホストによる京都市内の民泊の急増が問題視されており、
京都市は市をあげて、無許可民泊の取り締まりを強めている。
そんな中で、合法的に民泊を運営できる方策として、
戸建て物件で旅館業法における簡易宿所の許認可を取得して開業することが流行している。
そんな京都の民泊、簡易宿所の今をこれから、週に2、3回お届けする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　写真:Yasunori Imai

海外でも人気の観光スポット京都

京都の年間観光客数は  5564万人であり、
北米の旅行雑誌の『トラベルアンドレジャー誌』の
人気観光地ランキングに2年連続で一位に選ばれている。
京都市の集計によると、2014年には訪日外国人の7人に1人が京都に宿泊していたという。

このように、世界的な京都観光熱の高まりのなか、宿泊施設不足が深刻化しており、
京都文化交流コンベンションビューローの調査では、
2015年は1月を除いて客室稼働率は80%台後半から90%台をキープし続けている。
京都文化交流コンベンションビューロー報道資料より引用

このように、宿泊施設不足が顕著なため、京都では無許可民泊が流行っている。
なかには、月の家賃8万の戸建て物件で売上60万円を上げている猛者もいる。

無許可民泊に厳しい姿勢を取る京都市

とはいえ、京都市はこの状況を問題視しており、
全国で最も厳しいといわれるほど、アクティブに無許可民泊の取り締まりを行っている。
京都市は2015年12月に民泊対策プロジェクトチームを立ち上げ大規模な調査を行い、
施設数2702件を調査し、無許可の1847件を特定した。
無許可民泊は全体の68パーセントにもおよび、
2016年5月には、民泊専門の相談窓口を設けている。

簡易宿所認定では京都が日本で1番許可が出やすい

このように無許可民泊に厳しく、
しかしながら、世界一の人気観光地である京都で民泊ができるのかと言われると
実は合法的に旅館業法の簡易宿所の申請を出すスキームとしては、
日本で1番許可を得やすいかもしれない。

旅館業を営める用途地域は
全部で12ある用途地域のうち5つの用途地域である
（第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域、近隣商業地域、商業地域、準工業地域）

参考記事:うちの物件が違法に！？民泊条例制定後を見据えたお部屋の立地の選び方

京都はそもそも市内に観光名所が数多く存在するため、旅館業を営める地域が多い。
一方、他の都道府県は用途地域からしてエリアが限られる。

東京でさえ、
駅前の商業地域や幹線道路沿い、台東区などの観光地でないと
旅館業の申請ができない。

また京都市独自の条例で京町家の場合
（昭和25年以前の物件など細かい要件が設定されている）は、
帳場の設置が免除されたり、さまざまな特例が存在する。

京都は無許可民泊に厳しい分、
旅館業法の簡易宿所は申請しやすいのだ。

京都で簡易宿所型民泊は、
現状の京都観光ブームを考慮に入れると、
大きく収益が見込めるといっていいだろう。

まとめ

京都観光ブームは世界的なものになっており、
宿泊施設不足は深刻な状況になっている。

そのため、無許可民泊が隆盛を極めているが、
京都市は現在、それらを厳しく取り締まる方針で動いている。

そんな京都市であるが、実は、用途地域の分布や町家条例など、
簡易宿所の許認可が得やすい環境にある。

東京五輪に向けて訪日外国人が増え続けている今、
京都で簡易宿所型民泊を始めて、収益を上げてみてはどうだろうか。

簡易宿所の物件情報が欲しい方、お気軽にご連絡ください。

当協会では京都の簡易宿所可能物件紹介から、許認可取得代行、
インテリアコーディネート、運営代行までワンストップでサービスをご提供いたします。

本日の簡易宿所物件情報

北野白梅駅周辺 京町家  3280万  3LDK
鞍馬口駅周辺  2350万  5K
丹波橋駅 京町家  2680万 3DK
鳥羽街道駅周辺 2985万  7K
円町駅周辺  2980万  4K

これらの物件へのお問い合わせは

info@airbnb-start.com

まで、お気軽にご連絡ください。