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これからのトレンドはご近所旅行!?海外で流行のステイケーションで民泊の可能性はさらに拡大へ

海外で流行している旅行スタイルのひとつ、ステイケーションについて
エクスペディアが日本で調査を実施していたので、
民泊とステイケーションの可能性について考えてみました。

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日本人の90%が知らない!?ステイケーションって何?

海外ではステイケーションという旅行形態が流行しています。
耳慣れない言葉かもしれませんが、
これはstay-at-home(家にいる)とvacation(休暇)を組み合わせた造語で、
休暇を自宅で過ごしたり、近場に宿泊旅行をする、といった意味です。

たとえば、東京に住んでいたら、
同じ都内の別のエリアや横浜、舞浜、鎌倉、といった近場に
宿泊込みの観光に行く、というものです。

ちなみに、以下でご紹介するエクスペディアの調査によると、
調査対象の90%がステイケーションという言葉を知らなかったそうです。

エクスペディアの調査より見えてくる
ステイケーションのニーズとは?

大手ネット旅行代理店のエクスペディアジャパンが
先日、このステイケーションについて、意識調査を実施しました。

対象は東京23区在住の600人に対してだったのですが、
先にも述べたように、
90%がステイケーションについて知らなかったとのこと。

その他、色々と面白いデータが出ていて、
たとえば、ストレスが溜まっている人ほど、
ステイケーションに興味があったとのことです。
以下、それらについてご紹介します。

求めるものは非日常感とリラックス

ステイケーションに求めているのは、
ステイケーションを知っている、知らないにかかわらず、
手軽な非日常感とリラックスが上位2つを占めています。
ストレス解消にお手軽な非日常感とリラックスを
求めているのかもしれませんね。

宿泊先決定の決め手は美味しい夕食

宿泊先決定のトップ5は以下の通りで、

1位:美味しい夕食
2位:価格
3位:景色
4位:寝心地のよいベッド
5位:距離

美味しい夕食が摂れて、リーズナブル、
かつ景色のよいところが好まれているようです。

60%が旅行を断念したことがあると回答、
その3大理由とは?

この調査によると、
回答者の約60%が旅行を断念したことがあると回答しています。

その理由は、

・お金がない
・休みが取れない
・予定が合わない

の3つが主だったとのこと。

特に、「お金がない」という理由が
断念した理由の60%を占めていたとのこと。
ローコストかつ、休暇を取る必要がない旅行へのニーズがあることが伺われます。

キーワードは配偶者と1泊、1万円以内

さて、そんなステイケーションはどういった利用が多いのでしょうか。
調査の結果、「誰と」、というのは配偶者と、というのが40%で最も多く、
「宿泊日数」は1泊が64%、「宿泊費」は総額1万円以内が52%という結果が出ています。
つまり、配偶者と1泊、宿泊費は1万円以内のプランが好まれているようです。

とはいえ、1人で利用した、という回答も25%と高い割合を占めており、
また、10万円以上という回答も2%程度あったことから、

1人でリラックスしたい、というニーズや、
交通費が浮く代わりにラグジュアリーなところに泊まりたい
といったニーズもあることがうかがわれます。

民泊はステイケーションのニーズを満たせるのか?

エクスペディアの調査結果を踏まえて、
ステイケーションと民泊の相性について考えてみました。

近場で非日常、かつ安価な宿泊先、という点では、
民泊も引けを取りません。

airbnbなどの民泊仲介サイトには、ホテルでは到底ないような、
キャラクターグッズでコーディネートされた部屋など、
エッジを効かせたリスティングや、ラグジュアリーなペントハウスなども掲載されているため、
十分、非日常感を体験できることでしょう。

さすがに夕食の提供は難しいことが多いでしょうが、
民泊であれば、ホテルの相場よりも安価なところが多いですから、
リーズナブルに非日常感を楽しむことができます。

また、民泊であれば、もともとは居住用の物件ですから、
長期滞在に適した作りの部屋が多いため、
気分転換に平日に何日か民泊に泊まって、
普段と違う街での日常生活を楽しむ、といったことも可能です。

こういった点を踏まえると、
今後、ステイケーションの概念が浸透してくると、
民泊へのニーズは外国人だけでなく、
日本人でも高まってくるのではないでしょうか。

民泊でこんなこともできるかも

ステイケーションの概念から、
さらに拡張して、民泊の可能性を考えてみました。

たとえば、引っ越しを考えている場合、
引っ越したい街の民泊に数日滞在して、実際に生活をしてみる、
というスタイルも出てくるかもしれませんね。

さらに、服を試着するかのように、
民泊形式で試しに利用してもらって、
気に入ってもらえたら、賃貸契約を結ぶ、
といった形の賃貸ビジネスもできそうです。

こういったことを踏まえると、
民泊マーケットというのは
まだまだ大きく伸びる余地を秘めている、
といえるのではないでしょうか。

さらに、2020年には東京五輪も控えていますし、
政府も訪日外国人数を2020年に3000万人という目標値を掲げ、
それに向けてのさまざまな施策を打っていますから、

国内外の需要を取り込める民泊を
この機会にはじめることを考えてみてもいいかもしれませんね。

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