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【 airbnb 宮崎県 】日南市が特区により「民泊」解禁目指す

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10日付日本経済新聞によると、宮崎県日南市が「民泊」の解禁を目指して、政府の国家戦略特区第3次指定を受けることを提案したという記事がありました。第3次指定の結論は年内に出ることが報じられています。

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日南市はプロ野球の広島東洋カープ(以下カープ)と埼玉西武ライオンズ(同ライオンズ)が例年キャンプ地としています。このため春と秋に両球団の選手、関係者が滞在します。また、その時期はそれぞれの球団を応援するファンも詰めかけます。これらのキャンプ期間を含め、日南市以外から訪れる人の数は年間約10万人にのぼるため、日南市は特に人が殺到するキャンプ期間に「民泊」を行って受け入れ態勢を強化したい狙いがあります。

ここで注目すべきは、プロ野球のキャンプというスパンの長いイベントが要因になっていることです。今年7月に厚生労働省がコンサートなどのイベントに伴って2~3日の期間で宿泊施設が不足する場合、一時的に「民泊」を行うことは可能という見解を示していました。ところが、プロ野球のキャンプは半月あるいは1カ月のスパンで行われます。例えばカープは秋季キャンプを2015年11月1日(日)~21日(土)に、ライオンズは2015年11月6日(金)~19日(木)の期間それぞれ行っています。また、開幕前の春期キャンプですがカープは一軍が2015年 2月1日(日)~2月16日(月)(一軍メンバーは、2月16日の練習後、沖縄へ移動)、二軍は2月7日(土)~2月28日(土)、ライオンズは2月1日(水)~20日(金)までそれぞれ行っています。こうしたことから、短期のイベントという要件に当てはまらないため今回の特区申請に至ったのではないでしょうか。

特区で「民泊」実施となった場合、既に特区として「民泊」実施を進めている大阪府や東京都大田区と同様に7日以上の長期滞在が要件の一つになることが想像できます。この点に関しては、長期滞在して応援するファンに「民泊」を活用してもらい既存の宿泊施設との棲み分けが図られるのではないでしょうか。

日南市の場合、プロ野球のキャンプという長期間のイベント需要を満たすため、長期滞在が条件となる特区の要件もさほど問題にならないものといえます。

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