airbnb 杉並区 でも ~「民泊」条例制定へ
YOMIURI ONLINEに杉並区でも「民泊」条例制定を目指す動きがあることが報じられました。
また、杉並区は施設の数について2020年には区内に15か所の「民泊」施設をと具体的な目標を掲げています。
杉並区には区内に「機動戦士ガンダム」を制作したサンライズ等アニメ制作会社が約70社ありサブカルチャーを特徴とした街づくりを進めています。昨年度「杉並アニメーションミュージアム」の来場者約4万人のうち、1割は外国人という結果が出ており、アニメ好きの外国人に注目されている状況もあります。一方で、杉並区は区内の85%が住宅地で宿泊施設が少ないことがあり、外国人観光客増加の影響で慢性的に宿泊施設が不足している状況に拍車をかけています。
これまで、「民泊」といえば、人が集まる繁華街や交通の要となる駅や空港を擁している地域に宿泊施設の不足を補う形での利用を目指す場合が目立っていました。
杉並区のように旅行者を引き付ける魅力的なコンテンツがありながら宿泊の受け入れが難しく他の地域に人が流れていた状況を「民泊」によって受け入れようとすることは、airbnbの特徴である既存の物件を活用して宿泊施設が手薄な場所や地域に宿泊が可能になることを意味します。そうして、滞在者が増えることで地域に対する新たな経済効果も期待できるものと思われます。ひいてはその他の地域や都市でも地域の魅力を発信し、注目を集める状況を作り出せれば宿泊施設が少ない地域でも「民泊」によって多くの旅行者を受け入れる状況が作り出せることになります。
これで東京都では大田区、品川区などでも条例制定の動きがあります。また、豊島区、中野区、港区などでも民泊条例の検討がされているとの報道もありますので、情報が入り次第、取り上げてまいります。
コメントはコチラ