【 airbnb 投資 物件 】賃貸と購入どちらがおすすめ？

前回からの続きで、投資という観点から見たairbnbについて、渋谷のバーのオーナーで、神楽坂にて自主管理の物件を1軒、新宿御苑にて共同運営で1軒の計2軒、airbnbを運営されているKokiさんにお話をお伺いしました。

以下、インタビューの続きです。

■airbnbをするなら賃貸よりも購入の方が有利だと思うが・・・
(前回からの続きで、季節に応じて料金を変更している京都の知人の話を受けて)

Q. なるほど。通常の不動産投資の場合は一旦家賃を決めてしまったら、その後、家賃を変更するのは契約更新時などでないと難しいので、そういった点は非常にフレキシブルでいいですね。ちなみに、airbnbに取り組むなら、賃貸と購入どちらが有利だと思いますか？

A. 賃貸だと物件オーナーとのやり取りがあるので、 自分で物件を購入して実施した方が有利だと思います。たとえば、自前の物件のうち、空室だけをairbnbで運用することもできますし。ただ、現在は法的にグレーゾーンなので、法整備がされてから購入したいと思います。

■初期費用が比較的低い賃貸でまずは物件を増やしたい
Q. では、今後物件を増やす場合にはまずは賃貸で増やすということでしょうか？

A. はい。そのつもりです。賃貸ならば、オーナーの承諾は必要ですが、借りるだけなので初期費用も抑えられますし、引っ越し感覚で比較的簡単にはじめられます。初期費用が小さい分、投下資金も比較的早く回収できますから。

■airbnbは物件情報を英語で書く必要があるのと、立地に影響されにくい
Q. 賃貸でも、自前の物件でもどちらでもできるのがairbnbの強みですね。他に通常の不動産投資と異なる点はありますか？

A. airbnbの場合は、リスティングという物件情報を自分で英語で書く必要があるのと、管理が自主管理となるのが面倒ですね。それから、23区内なら、比較的立地に影響されにくいようです。

■23区内ならば、都心から少し離れていても需要がある
Q. なるほど。通常の不動産投資だと立地が重要ですからね。 私も川崎にアパートを持っていましたが、丘の上の物件で客付に大変苦労しました(笑)。 立地の件で、具体例を教えて頂けますか？

A. そうですね、たとえば、成増の物件は結構稼働率が高いと聞いています。 都心から少し離れていますが、外国人にとってはあまり問題にならないようです。 成増なら家賃も比較的安いので、都心ではじめるよりも利回りがよくなるかもしれませんね。また、最近着目しているのは、成田空港近辺です。 LCCなどの廉価な航空便は深夜や早朝発着が多いため、　そういったニーズを取り込めるのではないかとみています。 実際に、私の物件でも大阪からの帰りに成田発の飛行機の便の都合で時間調整のために宿泊するというゲストの方もいらっしゃいました。

■成田空港近辺にもニーズがある？
Q. そういった時間調整のための物件を成田空港近辺で供給するのはニーズがありそうですね。

A. そうですね。空港内の高級カプセルホテルの競合となりうるのではないかとみています。何も東京だけが外国人が訪れる場所ではないので、地方に向かう、あるいは、地方から成田に戻ってくる外国人のニーズを拾えるのではないかと 予測しています。まだまだ投資としてのairbnbのお話は続きます。

　今回のまとめです。
　■airbnbをはじめるなら、自前の物件の方が有利である。
   ■airbnbは物件情報などを英文で書かないといけない。
   ■23区内ならば通常の不動産投資と比べると、立地の影響を受けにくい。

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