先日、4月がねらい目の観光シーズンであるということをご紹介しましたが、今年もその傾向は変わらないようです。
トラベルボイスの記事によると、airbnbが先日、桜の花見シーズンの利用傾向を発表したそうです。
この期間中に、日本、韓国、台湾を訪れる利用者数は、昨年の4倍となる約70万人になるそうです。
以下、記事を引用します。
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引用ここから
海外では屋外で酒を飲むことが禁じられている国も多く、「地元の人みたいにお花見を楽しんでみたい」という理由でAirbnbを選ぶ人も多いという。なかでも日本は人気で4人に3人が訪れる花見のトップデスティネーションだが、日本以外の都市も成長。人気急上昇の都市には、福岡、札幌、箱根に加えて、ソウルや済州島、釜山など韓国も入り、いずれも前年の5倍に増えると予測する。ただし実際の予約は花の見ごろが毎年微妙に異なることから、直前が多い。すでに予約が成立しているのは4割ほどで、開花の1週間前に予約が集中すると見ている。
また、シーズン中の旅行者の半数近くがカップルでの利用。市場別では、中国から日本や韓国に訪れる利用者が前年比5倍となり、10万人を上回ると見込む。
引用ここまで(下線部は当サイトによる)
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ここからゲストのニーズが見えてきます。
■ニーズ1:屋外でお酒を飲みながらお花見をしたい
記事にもありますように、海外では屋外で酒を飲むことが禁じられている国というのはアメリカやカナダなど、意外に多いのです。そういった国からのゲストのために、外でお酒を飲みながらお花見ができるような近隣のお花見スポットをリスティング情報に掲載してみてはどうでしょうか。都内のお花見人気スポットについてはこちらとこちらにまとめていますので、ご参照ください。
■ニーズ2:地方も行ってみたい
記事中にもありましたが、福岡、札幌、箱根を訪れるゲストが前年の5倍にもなっているとのこと。地方の物件でも、桜の写真を掲載しておくことで、稼働率アップが見込めそうですね。
■ニーズ3:開花直前に予約をしたい → 今、稼働率が低くてもチャンスあり!
ゲストの目線に立つと、せっかくの海外旅行、お花見が目的ならば、しっかりと満開の桜を見て帰りたいですよね。そういった想いがあるため、直前の予約になるのでしょう。だったら、リスティングのトップ写真を近隣のお花見スポットの写真に入れ替えて、今年の桜の開花予想日を写真とともに掲載しておいてはどうでしょうか。「これなら桜を見逃す心配がないだろう」と、ゲストも安心して予約が入れられますよね。
■ニーズ4:カップルが主体
カップルが主体なので、ダブルベッドのあるお部屋なら、その存在をアピールしたり、カップルが喜びそうなアメニティやお土産を用意しておくのもよいでしょう。レビューで高い評価がもらえるかもしれません。あるホストはカップルのゲストが泊まる際には、ちょっとした和の小物をお土産にお部屋に置いているのですが、お土産のことをレビューにも書かれるくらい、大変喜ばれているそうです。
■ニーズ5:この季節のゲストの10人に1人は中国人
お花見シーズンのairbnb利用者70万人中10万人が中国人ということから、中国人向けのおもてなしも考慮してみてはどうでしょうか。中国人のトリセツはこちらの記事を参照下さい。最後に記事にあった、アジアの花見人気都市ランキングについてもご紹介いたします。
Airbnbの利用者の旅行パターンに基づくアジアの花見・人気都市ランキングは以下の通り。(3月最終週~4月最終週の5週間の旅行パターンで推計)
アジアのお花見スポット人気ランキング・トップ10
1位:日本・東京
2位:日本・大阪
3位:日本・京都
4位:台湾・台北
5位:韓国・ソウル
6位:日本・福岡
7位:韓国・済州島
8位:日本・沖縄
9位:韓国・釜山
10位:台湾・台中
トラベルボイスより引用。順位については当サイトにて追記した。
こういった点を踏まえて、3月下旬から4月にかけてのお花見シーズンは稼働率100%をめざしていきたいですね。
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