5月18日に、日本政府観光局(JNTO)より2016年4月の訪日外客数が発表されました。
それによると、2016年4月の訪日外客数は、前年同月比18.0%増の208万2千人。
3月に続いて2ヶ月連続で200万人を超えて、過去最高を更新しました。(下グラフ参照)
トラベルボイスより一部改変して引用。
- なぜ4月の訪日外国人数が過去最高になったのか?
JETROによると、4月は桜シーズンによる訪日旅行需要が高まり、
全体としては前年同月の数値を上回ったとされています。
また、継続的な訪日旅行プロモーションや、航空路線の拡大、クルーズ船の寄港増も、
引き続き訪日旅行者の増加を後押ししているとされています。
しかし、4月14日以降に発生した熊本地震の影響によって、
訪日者数が伸び悩んだ傾向にあります。
特に、韓国や香港といった地理的に近い市場においては訪問者数の伸び率が鈍化しています。
韓国の伸び率は16.1%、香港の伸び率は6.4%を示しているのです。
鈍化したとはいえ、前月比で18%の訪日客数の増加がみられるので、
底強い外国人需要があるといえるでしょう。
- ロシアを除く12カ国が過去最高を記録!
市場別では、
台湾、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、フランスが
単月として過去最高を記録したほか、
ロシアを除く 12 市場が 4 月として過去最高を記録しています。
また、国や地域別のシェアは、2015年4月と同じく東アジアがシェアトップ、
次いで東南アジア+インド、欧米豪という順になっています。(下グラフ参照)
訪日外客数のシェアの比較(2015/2016 ) JNTOより引用
- 今後の見通しはどうか?
JNTOによると、5月は桜シーズンと夏休みによる需要の狭間となる中、
クルーズシーズンの始まりなどが訪日旅行需要の増加に寄与すると期待されています。
昨年(2015年)の訪日外国人数の動向を見ると、
たしかに5月と6月は訪日者数としては抑えられるものの、
7月、8月には夏休みシーズンの到来で急増していることが分かります。
また、アメリカの早期利上げが現実味を増してきている中、
為替トレンドも一気に円安になる可能性もあります。
円安になれば、日本旅行の割安感が増し、さらに訪日外国人が増えるかもしれません。
今後は熊本地震の影響を注視していきながら、
為替市場や国内景気などの動向にも注意を払いたいところです。
- 今こそ民泊をはじめてみよう!
上記のように昨今では、訪日外国人は過去最高レベルとなっています。
また、7月から始まる夏休みシーズンにそなえて、今こそ民泊を始めるチャンスだといえるでしょう。
(参考記事)6月に民泊を始めるべき3つの理由
たしかに、民泊をめぐる外的要因は整ってきました。
ホテルや旅館の供給は少ない、外国人の宿泊需要は増える、規制緩和もされつつある。
このような中で
「これほど外的要因が追い風なのだから簡単に儲かるだろう」
と思って民泊に参入するかたも少なくはありません。
水をさして申し訳ないのですが、
誰もが民泊で収益を上げられるというやさしい世界ではありません。
しっかりとしたメソッドやノウハウがなければ勝てない厳しい世界なのです。
当協会ではそのような確固たるメソッドやノウハウを蓄積しており、
セミナーやコンサルティングサービスにてお伝えしています。
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