世界48の国と地域でサイトを展開し、世界650万軒を超えるホテル、レストラン、観光スポットに対して3億5,000万件以上の口コミ情報を掲載している世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が、日本のページへのアクセス状況をもとに前年と比較したセッション数の増加率を算出した「インバウンドトレンド調査」を発表しました。それによると、人気のある都道府県トップ3は、
1位 石川県
2位 茨城県
3位 富山県
でした。
※トリップアドバイザー株式会社のプレスリリースより
※2014年3月1日から2015年2月28日の1年間と、2015年3月1日から2016年2月29日の1年間のトリップアドバイザーのデータを比較し、日本の各都道府県のページを閲覧した海外ユーザーのセッション数の増加率を算出。小数点以下は四捨五入。
東京や大阪・京都に集中していた訪日外国人旅行者の関心が、地方へも広がりを見せています。
今、訪日外国人旅行者は日本に何を求めているのでしょうか?
トリップアドバイザー上では旅行に関わる情報が、「泊まる」(宿泊施設)、「観る・遊ぶ」(観光施設・観光地・ツアー)、「食べる」(飲食施設)の3カテゴリに分けて掲載されています。各カテゴリの海外からの旅行者の口コミ評価点の平均を比較してみると、海外の旅行者からの関心度が高まった上位10県について以下のような結果になりました。
どの県も、「宿泊施設」「観光施設」「飲食施設」の中では「観光施設」への口コミ評価の平均点が高いのが分かります。
つまり今、「観光施設」の良し悪しがその土地の人気にかなりの影響を及ぼしているという見方もできるわけです。
2015年3月から2016年2月に投稿された外国人旅行者の口コミ評価点・口コミ投稿数をベースにした、各県の人気観光施設・観光地Top3を算出した結果を見ると、
このようになっており、人気上位3県の、
1位 石川県/兼六園
(前年に比べセッション数は59%増加)
2位 茨城県/牛久大仏
(前年に比べセッション数は54%増加)
3位 富山県/立山黒部アルペンルート
(前年に比べセッション数は47%増加)
は、どの観光施設も近代的な華やかさを誇るものや世界的に有名な建造物などではなく、一見地味にも見える日本ならではの名所、文化、自然を感じられる場所です。訪日外国人旅行者たちの日本への関心がより深まっているように感じられます。
トリップアドバイザーアジア太平洋地区パートナーシップ ディレクターのアーロン・ハンも、
「石川県、茨城県、富山県などへの関心の高まりは、海外の旅行者がもっと日本について知りたいと意欲を持っていることを示しています。」とコメントしています。
今後の集客にはそんな訪日外国人旅行者たちの希望を含んだ「自然・アウトドア」、「名所・史跡」、「文化」をメインにリスティングに盛り込んだ方が効果的かもしれませんね。
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