2016年6月15日、Airbnbは「日本におけるホームシェアリングに関する活動レポート」を発表しました。
日本における主な調査結果:
● 2015年、Airbnbコミュニティが経済活動により創出した利益は2,363億円であり、その経済効果は5,207億円(44億ドル)に及ぶと推計される。
● 2015年、日本の標準的なAirbnbホストのホスティング(ホームシェアリング)による年間収入額は122万2,400円。
● 2015年、一般的なAirbnbホストの年間貸し出し回数は101泊。
● 2015年、138万3,000人以上のインバウンドゲスト(訪日外国人客)がAirbnbのリスティング(部屋)に宿泊。1人あたりの平均宿泊日数は3.5泊。
また、リスティング(Airbnbに掲載されている物件)の分布は、
今まで観光産業があまり発達していなかった地域にも広がっており、
観光による利益がなかった地域にも利益をもたらしています。
ちなみに、訪日ゲストの主な国・地域と滞在先ランキングは下記のとおり。
2015年Airbnbを利用した訪日ゲストの上位5ヶ国・地域
1 アメリカ
2 中国
3 オーストラリア
4 韓国
5 香港
2015年Airbnbを利用した訪日ゲストの滞在上位10都市
1 東京
2 大阪
3 京都
4 福岡
5 札幌
6 那覇
7 名古屋
8 広島
9 神戸
10 沖縄
101泊で122万円、これを高いと見るか、安いと見るかは意見の分かれるところでしょう。
もちろん、日本の中でも家賃や光熱費を始めとしたホストが支払う経費は地域によってもばらつきがあり、
平均値から一概に判断できるわけではありません。
しかしながら、訪日ゲストの数は昨年対比で500%と爆発的に伸びており、
訪日インバウンド客の増加による今後のマーケットの伸びも充分に期待されます。
実際、日本政策投資銀行の調査によると、アジア圏からの訪日客の中で、
民泊経験者と民泊経験希望者の割合には10~20%程度の乖離があるだけでなく、
訪日外国人が3000万人の場合、必要とされる民泊部屋数は83,297室と推計され、
4000万人の場合は日本全体で必要な民泊部屋数は100,000室であると思われます。
参考)アジアの訪日外国人から読み解く、日本国内の民泊のニーズとは
まだまだ民泊の需要はあると考えてもよいのではないでしょうか?
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