最近では民泊のノウハウを掲載するサイトも増えてきましたが、やっぱり経験者の生の意見というのは貴重です。今回は民泊運営をはじめて特に「困ったこと」について取材してきました!
都内で民泊運営をしているTさん。運営開始から7か月で40組以上のゲストを受け入れているそうです。
Q.民泊をはじめたことによって、困っていることはありますか?
A.騒音やマナー違反などのよく言われる周辺住民からの苦情、というのはほとんどありません。
Q.それは民泊運営をはじめるにあたって周辺へのアナウンスを徹底して行ったからですか?
A.いいえ。前もってごあいさつをさせてもらったのは、民泊運営をする隣と上下の部屋くらいです。
民泊をしている賃貸マンションのオーナーでもあるので、建物所有者への許可を取る必要はありませんし、マンション全体にもしていません。
Q.ほとんど、ということは多少の苦情はありましたか?
A.一度だけ、困ったゲストがきました。
Q.困ったゲスト、というのは?
A.いきなり前日に予約を入れてきたゲストがいて、多少不安はあったのですが、20代前半の女の子4人でした。夜中にベランダで唄を歌ったり、お酒飲んで大騒ぎしていました。エアビーのシステム自体をちゃんと理解していなかったみたいでとにかく部屋の使い方も汚くて驚きました。この時には隣の部屋の住人から苦情がきました。それを機会にハウスルールを厳しくすることにしました。
Q.ハウスルールは効果ありますか?
A.ありますね。最初にしっかりと提示しておくと、「騒がないから大丈夫ですよ」ってメッセージを返してくれるゲストもいます。それに、エアビーの内容自体がゲストにもだいぶ浸透して来たのか、最近のゲストは本当にきちんとしたいい人達ばかりです。
Q.逆にゲストに迷惑をかけてしまったことはありますか?
A.電気のブレーカーを落としたままでチェックインさせてしまったことがありますね。ゲストが来る前に電球の交換をしていて、ブレーカーを戻すのを忘れてしまったんです。チェックアウト後部屋の掃除に来た時にブレーカーが落ちたままになってて。「もしかして、この人たちは真っ暗なまま夜を過ごしたのかもしれない!?」と思って急いで電話をしたら、チェックイン時に自分でブレーカーをあげて、チェックアウト時にブレーカーをまた落としていってくれてたんです。返金を申し出たのですが、「その必要はないよ」と。いい人たちで助かりましたが、申し訳ないことをしました。
Q.他に困っていることはありますか?
A.旅行ですね。 民泊運営をはじめてから旅行に行けてないんです。ゲストがチェックインさえしてしまえば大丈夫だとは思うんですが、やっぱり気になります。レビューの評価も上げたいので、できるだけゲストが来やすいようにチェックインの時間も15:00以降、という指定しかしていません。
飛行機の時間にも柔軟にこたえたいし、実際朝5:00に着くというゲストを受け入れたこともありました。当日急に人数が増えていたこともありましたよ。なので気になってしまって旅行に行こうと思わなくなりました。
Q.民泊運営、楽しいですか?
A.楽しいですよ。投資目的だけだったらまた違う考えもあると思いますけど、やっぱり楽しいっていうのが基本だと思います。英語が得意で喋れるわけじゃないけど、いろんな国のゲストと身振り手振りと単語で会話するのはやっぱり楽しいです。これからは自分も旅行に行ったりバランスよく民泊運営をしていきたいと思います。
Tさん、お忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました!
Tさんは実際にトラブルに遭って試行錯誤しながらホストの腕を上げていかれ、現在はスーパーホストとして、ゲストから高評価を得ているそうです。とはいえ、トラブルはできるだけ体験したくないですよね。
当協会では、そういった民泊運営の落とし穴にはまらないようなノウハウをセミナーやコンサルでお伝えしています。
これから民泊をはじめたい、あるいは、現在民泊を運営しているのだけれど、色々と困っている、そんな方はぜひこちらまでお問い合わせください。
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