Airbnbのはじめかた

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どんなきっかけで民泊をはじめた? ~そうだ、経験者に聞いてみよう!~

どんなきっかけで民泊をはじめた? ~そうだ、経験者に聞いてみよう!~訪日外国人観光客は2016年5月末ですでに9,728,200人を突破
この時点で2015年比は29.1%増平成28年訪日外客数 日本政府観光局発表:訪日外客数(2016 年 5 月推計値)より

日本に来ている外国人が増えているのは確かなようだ
そして、全国の宿泊施設の稼働率は上昇しているという。
客室稼働率の推移 国土交通省「観光白書」平成28年度版概要より

稼働率は80%を超えると予約が取りにくくなるラインだ。
ホテル不足も本当のようだ。

日本にたくさんの外国人が観光に来てくれるのは嬉しい。日本のいいところをもっと知ってもらいたいし、国際交流もしたい。経済効果ももちろん期待できるだろう。
そんな状況の中で自分が宿泊場所を提供できて、外国人観光客に喜んでもらえたらなお嬉しい。さらに副収入としていくらか入ってくるならば、「民泊」をはじめてみようか。

幸いなことに「民泊」に関するデータはネットにいくらでも転がっている。準備するものやだいたいの予算も参考になるデータがある。しかし、これらの情報は誰でも見つけることができるはずなのに、実際に民泊運営を始めた人というのは周りにいない。どうしてみんな始めていないのだろう。実際に民泊をはじめている人達のきっかけは何だったのだろう

そうだ、経験者に聞いてみようじゃないか!

都内で2015年11月から民泊運営をしているTさんにお話を伺ってみた。

Q.民泊をはじめたきっかけは何ですか?
A.父親が賃貸マンションビルのオーナーなのですが、空室対策としてはじめました。実は以前、共用スペースに無断で駐車をしたり、夜中に騒ぐなどのマナーを守らないある部屋の住人がいたんです。その方は賃貸契約を終えて引越しをしたのですが、次の住人はどんな人が来るのだろうと不安な気持ちを覚えた時に、それならば、「民泊にしてみようか」という考えになりました。

Q.その時、誰かに相談しましたか?
A.不動産のノウハウと民泊のノウハウの両方を持ち合わせている人に相談しました。話を聞いてみると、自分の物件があるということは想像以上に民泊に取り組みやすい状況だということがわかり、やってみることにしました。
現在は14部屋あるうちの2部屋を「民泊」として運営しています。2人部屋と4人部屋です。

Q.今後、その「民泊」としてのお部屋は増やしていく予定ですか?
A.その予定はありません。自分の目でちゃんと見ることができるのはこのくらいが限界かな、と。代行業者にすべてを任せきりにするのではなく、チェックインまたはチャックアウトの際には顔を合わせて会話もしたいですし。清掃も自分でしています。代行業者にお願いしているのはゲストの予約業務だけです。民泊の今後がどうなっていくのかまだ見えてない部分も多いので、またすぐに賃貸としての運営に切り替えられるようにもしています。

Q.初期費用はどのくらいでしたか?
A.ラグなどは自分が持っていたものを使ったり、あとはニトリで価格を抑えて揃えたりしたので、2部屋で30万円くらいでした。キッチンを利用して料理をするゲストはまずいないので、お湯を沸かす程度の設備と食器があれば十分です。

Q.儲かってますか?
7か月で40組ほどが利用してくれました。トータルで見れば黒字です。でも1月~3月は正直なところ、全然だめでした。
まだ1年経っていないので年間の推移は把握できていないのですが、ビジネスよりも観光で来るゲストのほうが多いので、季節による浮き沈みは今後もあるでしょうね。とりあえず1年間やってみて、いろいろ試行錯誤していきたいと思います。

今回お話を伺ったTさんは、自分の物件をもともと持っていたから条件に恵まれていたかもしれない。しかし、不動産と民泊の両方のノウハウを持った人に相談できたことがポイントだったようだ。

いくら条件が良くても、有効に活用できなければきっかけにはならないだろう。
民泊運営をはじめるにはまず、信頼できる相談相手が必要なようだ。

流行りだからと執拗に民泊運営を勧める自称民泊専門家や、人手が足りずサービスがおろそかになる民泊代行業者も多い中、
民泊の今後を見据えた的確なアドバイスができる相談相手を探している人は、当シェアリングエコノミー普及協会へぜひお問い合わせいただきたい。

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