訪日外国人の数がここ最近で急増しております。
2014年は1341万人、2015年には前年比47%という脅威的な伸び率で1973万人にまで達しました。今年も過去最高を上回る推移を見せています。そんな追い風の中、これから民泊ホストになろうとする方にとっての最大のハードルは「英語」ではないでしょうか?
なぜ日本人は英語コンプレックスが多いのか?
2016年3月18日付けのダイヤモンドオンラインに「外国人観光客が感じた二大不満は『英語』『Wifi』 」という記事がありました。その中で以下のような記載がありました。
コミュニケーションについて、街中の外国人観光客から集まったのは次のような声。(以下、国籍と、年齢がわかった場合は年齢も表記)。
「日本人はみんな外国人のことをアメリカ人だと思って当然のように英語で話しかけてくるけど、英語が苦手な外国人だっているから、もっといろんな国の言葉に対応してほしいし、誰彼構わずアメリカ人だと思われるのは心証が良くない」(フランス/男性)
「レストランでも、(スタッフ)全員が英語を話せるわけではないので不便」(インド/男性)
「レストランやスーパーなどで英語が話せないスタッフさんがいて困ることもある」(カナダ/男性)
日本人は英語を中学から大学まで少なくとも6年以上は勉強しているはずですが、なぜか英語を使えない人が多いです。その理由の一つとしては、言語学が関連していると思われます。「英語」という言語体系が「日本語」の言語体系とかなり異なるのです。例えば、文法でいいますと日本語では動詞が一番後ろに来ますが、英語は主語のすぐ後ろに来ます。英語の発音も日本語の発音とはかなり異なります。
でも、これらの点よりももっと根本的な問題があるのではないかと思うのです。
TOEICの点数が悪くても民泊ホストはできる。
その問題の一つは点数主義です。
日本では英語力を図るときにTOEICの点数が重視されます。転職や昇進の際にもTOEICの点数で英語能力が図られます。しかし、ここに落とし穴があります。
かつてTOEICでは「リーディング」「リスニング」の試験はあっても「ライティング」や「スピーキング」の試験はありませんでした。(現在は「TOEIC S&Wテスト」として改善されているようです。)
ところが、民泊ホストを始めてみて感じるのは英語力の中で特に「ライティング」のスキルがとても重要だということです。「リーディング」はトレーニングでカバーできますが、多くの日本人は「ライティング」のトレーニングを受ける機会を持ち合わせていません。
もしTOEICの点数や学校での英語の成績が低いために民泊ホストを敬遠しているのであれば勿体ないのかもしれません。TOEICの点数が低くてもやる気さえあれば英語でのコミュニケーションはできます。
逆にTOEICの点数が高くても「ライティング」が苦手な人はたくさんいます。筆者は数年前にTOEIC835点を取得しましたが、「スピーキング」や「ライティング」の能力には自信がありません。しかし、民泊を通じて英語を使うようになって英語力、特に「リーディング」と「ライティング」の能力は伸びました。
このことから次の2つが言えるでしょう。
(1)TOEICの点数が悪くてもやる気があれば民泊ホストは出来る。
(2)民泊ホストを経験することで英語力を磨くことができる。
これから、airbnbを始めるときに英語力が不安な方は一度ご相談してください。また、我々は、英語のスペシャリストがそろったスタッフによるairbnbの代行も行っております。もちろん、英語対応を一任していただくことも可能です。ご興味がある方はこちらよりお問い合わせください。
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