【 airbnb 日本 】日本人ゲストのあつめ方
ここしばらく、首都圏や大阪などでは稼働率が9割前後と、宿泊施設の不足が続いていますが、それに伴い、新たなマーケットがairbnbにも生まれそうです。
先日、たまたま会ったホストの方と話をしていたところ、ゲストの国籍の話題となったのですが、最近は日本人のゲストも訪れるようになったと、おっしゃっていました。
日本人ゲストのメリットとして、その方がおっしゃっていたのは、
■日本の常識が通じる
■日本語が通じるので、コミュニケーションエラーが生じにくい
■部屋を綺麗に使ってくれる方が多い
■日本のairbnbの現状を分かっているので、余計なトラブルを起こさない
といった点です。
トラブルなどのリスクが低いため、その方は、最近はもっぱら日本人のゲストをターゲットに定めているとのことです。その際にどんなことを意識しているかというと、日本人は日本語のレビューがあるとそれに安心して、申し込んでくることが多いため、日本人ゲストが宿泊した際には、必ずレビューをもらうようにしているとのことです。実際に、その方のリスティングでは、日本語のレビューがついたら、その後立て続けに日本人から申込みがあったとのことです。
上記にあげたようなメリットもあり、日本人ゲストは非常によいお客さんだとその方はおっしゃっていました。
とはいえ、コミュニケーション面や運営面では日本人を対象にするのは非常に楽なのですが、良いことばかりではありません。
それは、日本人が日本の世界最高レベルのサービス水準に慣れてしまっているため、サービスに対する目が非常に厳しいということです。そのため、いくらairbnbだからといっても、ホテル並みの清潔さが求められるそうで、そのホストの方は、通常、清掃代行業者を使っているのですが、日本人ゲストの宿泊の際は、自分自身で清掃に入るそうです。そして、ホコリ一つない部屋に仕上げるそうです。
そういった点では、外国人ゲストに比べ、むしろ、手間がかかるのでは?とも思いますが、その方は、「近隣トラブルリスクが大幅に軽減される方が、清掃コストがかかってもはるかにメリットがある」とおっしゃっており、今後も積極的に、日本人ゲストの集客を進めてゆきたいとのことでした。
インバウンド需要の取り込みということで、airbnbは脚光を浴びましたが、宿泊施設が不足しているのは日本人観光客も同様です。今後はそういった日本人のニーズを取り込んでゆくのも、戦略の一つになるかもしれませんね。
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