京都のairbnb(民泊)カリスマホスト、ノウハウ大放出その1(なれ初め編)

【airbnb 京都】ホストインタビュー

京都は、外国人観光客に人気のエリアですが、先日も民泊の取締りが行われたり、市長が民泊に対して否定的な見解を述べているなど、民泊運営が難しいイメージがあります。そんな保守的なエリアである京都ですが、この京都をメインとする、関西エリアでairbnbのカリスマホストとして、大きな売上を立てておられ、また、運営代行も行っていらっしゃる、hostlabo代表の阿部さんにお話をお伺いしてきました。

■2015年の1月からairbnbを開始して、6月には9件運営するまでに

Q.　いつごろからairbnbをはじめられたんですか？

A.　2015年の1月からです。たまたま、知人が経営している賃貸マンションで空室が出たため、ためしに借りてairbnbをはじめたところ、即座に申込みが入ったため、どんどん増やしてゆきました。2件目はそのマンションの別の空室ではじめ、そして、その後は十条、伏見稲荷、円町、出町柳、京都駅と増やしてゆきました。6月には9件ほど運営していました。さらに、実験も兼ねて、自宅のリビングもairbnbで運営しています。現在はこのほかに、運営委託で50件ほど受注を受けています。

■全てオーナー許可物件でairbnbを運営

Q.　かなり急速に物件を増やされていますが、これは全てアパート物件ですか？

A.　いいえ、このうち自宅を含め、5件は一戸建てです。

Q.　一戸建てが5件もあるのですね。これらは全てオーナー許可物件なのですか？

A.　はい。全てオーナー許可物件です。知人経営の賃貸マンションはさておき、ほかの物件も全てオーナー許可を得ています。

Q.　すごいですね。オーナー許可を得るのに苦労している話をよく伺いますが、どうやって許可を得られたのですか？

■空室に悩むオーナーの物件にアプローチをして、オーナー許可を得た

A.　物件探しをしていた2015年の1月から3月にかけては、戸建の築古物件のオーナーさんには空室に悩んでいる方が多かったのと、airbnbや民泊といったものの世間一般の認知度がかなり低く、不動産業者もオーナーさんもあまりよく知らなかった(笑)ので、「外国人向けのゲストハウスを経営したい」と話をして、納得してもらいました。

Q.　なるほど、さすがですね(笑)。一般的に、airbnb用の賃貸は、通常の賃貸よりも家賃が少なくとも、1～2万円程度は上乗せされる、といった話を伺いますが、家賃などは通常よりも上乗せして支払っておられるのですか？

A.　いえ、当時は空室に悩んでいるオーナーさんが多かったので、家賃への上乗せは若干程度で済んでいます。現在は、京都市内の戸建だと、民泊用途の場合、家賃は通常の1.2倍程度、敷金礼金合わせて家賃の5か月分、などといった条件も出ていますが。

阿部さんは非常に気さくな方で、色々とお話していただきました。
長くなりましたので、次回に続きます。

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