民泊をめぐるトラブルについて以前ランキングしましたが今日は「ゴミ問題」について触れたいと思います。

普段、日本に住んでいると意外と気付きませんが、日本のゴミの分別方法は世界でまれに見る厳格さを有しています。

日本で生活する人は、市役所が交付するゴミ分別のガイドラインに従ってゴミを捨てます。その種類がまた多いのです。「燃えないゴミ」「燃えるゴミ」「紙」「ビン」「缶」「金属」など資源ゴミ、そして生ゴミやプラスティックに分けて、それを種類ごとに個別の袋に入れて、指定の日時に捨てなければいけないのです。

●「ゴミの分別が分からない」に対してはウェルカムガイドでカバーしよう！

あるホストはゲストからこのようなメッセージを頂いたようです。

“We understand that the trash had to be separated to glass, metal, plastic and general, but we are not sure which goes into which bin. We have 4 types, but only 3 bins”

和訳してみるとこのようになります。

「ごみはグラス、金属、プラスチック、その他で分別することはわかったが、どのゴミ箱にどれをいれたらいいか分からない。4種類のゴミに対して3つのゴミ箱しかないのだから。」

多くのホストはウェルカムガイドなどで、ゴミの分別を説明しているはずですが、多くの外国人にとっては初めての経験であることが多いです。そのため、ゴミに対する問い合わせは案外多いようです。

しかもこのケースは4種類のゴミに対してゴミ箱が3種類しかないので、計算が合わないとゲストも少し混乱したようです。

このような場合は事前に対策を練るといいと思われます。
一つは、ウェルカムガイドでゴミの説明を分かりやすく表示しておくこと。
間違えて漢字で表記したりせず、色分けや端的な英語を使ってゴミの区分を説明しておくといいでしょう。
長々と文章で説明しても理解されにくいですし、そもそも読んでもらえない可能性もあります。

また、ゴミ箱も上図に色分けするなどしてどのゴミをどのゴミ箱に捨てるかを視覚的に理解させることも大事です。

要するに、外国人はゴミの分別の初心者だと認識して、とにかく分かりやすくアピールすることが大事なのです。

最後に、クリーニングサービスを利用している場合はゴミの処理をクリーニング会社にお願いすることが可能な場合もあります。
このような場合はゲストに以下のようにメッセージすることもできますので、参考までに例文を掲載しておきます。

“In regard with separation of garbage, it would be great if you could follow the signs given.
However, you can simply leave your garbage in the apartment if you are not sure.Our cleaner can pick it up after your stay.“

（ごみの分別については、表示にしたがってくれるとうれしいです。
もし分別に自信がなければ、ごみをそのままゴミ箱にいれてください。後で清掃員が回収しますので。）

世界一ゴミの分別が厳しいといわれる日本ですが、ゲストが快適にすごせるようにホストも最大限サポートしたいところですね。

当協会では、ゴミのトラブルに発展しないようにウェルカムガイドの作成やサポートのサービスも行っています。ゲストとのトラブルにお悩みの方は一度問い合わせしてみてはいかがでしょうか？
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