なんとAirbnbがある買収を収めたということで大きなニュースとなっています。
買収先はなんとビットコインを提供する企業である「ChangeCoin」。

「ChangeCoin」はオンライン通貨である
ビットコインのプラットフォームを展開している
アメリカのスタートアップ企業です。

なぜAirbnbはChangeCoinを買収したのでしょうか？

この記事から読み取ってみたいと思います。

ChangeCoinは2014年に設立され、
インターネットで「マイクロペイメント」を実現させたとされています。
つまり、お金の支払いのシステムを一変させようというのです。

少し具体的にいうと、
ソーシャルメディアの「like（いいね！）」を
金銭的な評価に変換させるという発想です。
いいかえると、「いいね！」がお金に変わるシステムを作ったのです。

報道によると、
Airbnbはビットコインやブロックチェーンに関連する
スタートアップ企業を探していたと言われています。
その主な理由は、
ビットコインやブロックチェーンの技術が
Airbnbのビジネスに活用できないかどうかを検討していたからなのです。

• ブロックチェーンの真の威力とは？ 

  Airbnbは、オンラインで評判を確立する方法について
  「ブロックチェーン」
  つまり分散型のコンピューターネットワークを取り入れようとしています。たとえば、

  これまではゲストが酷評すれば、
  第三者機関であるAirbnbがその事実を認識するにとどまっていましたが、
  ブロックチェーンの技術を使えば
  ゲストの情報を他の人たちにシェアさせると同時に、
  ゲストが信用に値するかどうかも広げることができるのです。

  つまり、中央集権的に情報が集まるのではなく、
  どんどん分散していくイメージになります。

  現行では、ホストの情報はシェアされていますが、
  ゲストの情報までは広くは分散されていませんでした。
  それが、「ブロックチェーン」のテクノロジーの力によって、
  ゲストの情報も世の中にシェアされていくのです。

  また今後、
  Airbnbがユーザープロファイルを普遍的でいつでも認識できる方法を確立すれば、
  信頼できるデジタル認証が可能になるでしょう。
  これはどういうことを意味するのでしょうか？
  つまり、ゲストのIDが他のプラットフォームに「転用」できるようになるのです。
  たとえば、配車アプリを展開している「Uber」のドライバーは、
  次のお客さんがAirbnbの物件にダメージを与えてきた
  お客さんだという情報を知ることができるのです。
  Airbnbの情報がダイレクトにUberの利用者にも伝わっているのですね。
  これこそが「ブロックチェーン」のテクノロジーなのです。

• 評価経済社会において「良い評判」こそが資産になる。
  
  ここまで論じたように、Airbnbが獲得したいのは「ChangeCoin」
  という会社の株式ではなく、「ビットコイン」や「ブロックチェーン」
  といった一種の評価管理システムなのです。今後、シェアリングエコノミーがすすんでいくと、
  「良い評価」が非常に重要になります。
  わたしたちは、その潮流から逃れることはできなくなるでしょう。
  この記事から読み取るべきは、
  単なる買収問題ではなく、今後の評価経済社会の行く末なのです

  （参照記事）
  http://siliconangle.com/blog/2016/04/13/interesting-airbnb-has-acquired-bitcoin-tipping-service-changecoin-in-an-acqui-hire/

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