Airbnbのはじめかた

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アジアの訪日外国人から読み解く、日本国内の民泊のニーズとは

訪日外国人の増加に伴い、
宿泊施設として国内の民泊を利用しているゲストの数も
決して少なくありません。

蹲

そういった状況を踏まえて、
日本政策投資銀行(DBJ)関西支店が、
アジア8カ国の在住者を対象に
日本の民泊利用に関する調査を行いました。

調査結果からわかったことは、
訪日経験者の12.1%は既に国内の民泊の利用を経験しており、
26.8%は今後民泊を利用したいという希望をもっています。

その希望率のトップの国は「マレーシア」の33.6%、
年齢別では20代が32.7%で最も多いものでした。

地域別民泊希望者

引用:(株)日本政策投資銀行

 

宿泊経験者の滞在日数は平均して9.7日間という結果も挙げられています。
また、滞在中に利用した宿泊施設は平均3.8箇所でした。
同一の宿泊先での滞在ではないことから、
滞在中は様々な地域に足を運ぶゲストが多いことが伺えます。

 

その宿泊施設もゲストが求める条件があります。

以下に宿泊経験者が滞在するにあたって、
施設に求める要素をまとめました。

1位 「Wi-Fiなどの整備」(39.7%)

2位 「低価格」(34.0%)

3位 「日本文化の体験」(24.8%)

4位 「英語対応」(24.1%)

同率 「観光施設へのアクセス」(24.1)

民泊経験者が日本の宿泊施設に求めるもの

引用:(株)日本政策投資銀行

 

また日本全国を対象に推計をした結果、
訪日外国人が3000万人に達する場合、
必要とされる民泊の部屋数は83,297室とされています。

2015年の時点で、訪日外国人数は1973万人と、
ほぼ2000万人であり、現状でも部屋数は5万室ほど必要
ということがいえます。

また、2020年に訪日外国人が4000万人に上る場合は、
このデータからの単純計算では、10万室程度必要となります。

室数

引用:(株)日本政策投資銀行

対象国8カ国の訪日経験者には、
日本の伝統的な住宅に宿泊したいという人が数多くいます。
そこで、伝統家屋での宿泊を希望するかどうかについて、
地域別の調査も行われました。

伝統家屋伝統家屋に泊まりたいという需要が圧倒的多数だったのは「京都」です。
京都は日本情緒あふれる、
古くからの伝統的な街並みが残っているという都市であると、世界でも有名なので、
京都を訪れるのならば、そういった伝統家屋に泊まりたい、
と考える観光客が多いのは理にかなっていますね。

今回の調査結果をまとめると、
日本はまだまだ民泊の物件が少ないといえます。
2020年に訪日外国人の人数が4000万人に達するとなれば、
現状の3倍程度の民泊施設が必要となります。

そのため、民泊が拡大する余地はまだまだ大きいのです。

さらに、調査結果によれば、
地域によってばらつきはありますが、
3割~5割の観光客が日本の伝統家屋に泊まりたい
ということがわかりました。
この結果から、インテリアや内装に和風のこだわりを取り込んでみて、
エッジを効かせるのも稼働率向上に役立つかもしれませんね。

参照URL

http://www.dbj.jp/pdf/investigate/area/kansai/pdf_all/kansai1603_01.pdf
http://www.travelvoice.jp/20160404-64142
http://www.afpbb.com/articles/-/3073005

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