以前お伝えしたように、
訪日外国人数が過去最高を更新!
日本を訪れる外国人の数が増加し続けていることは
既にご存知かと思います。
では、その中でどの国からの人がどのくらい来ているのか、ご存知でしょうか?
民泊ホストを始める上では、抑えておいて損はありません。
では、以下に見ていきましょう。
観光庁が実施している、宿泊旅行統計調査によると、
2015年の外国人宿泊者の国・地域別構成比ベスト5は、
1位 中国 1650万人(全体の26.9%)
2位 台湾 1070万人(同17.5%)
3位 韓国 680万人(同11.1%)
4位 香港 500万人(同 8.0%)
5位 米国 390万人(同 6.3%)
以下、タイ、オーストラリア、シンガポール、イギリス、マレーシア…
と続いています。
国名の並びから見て、アジア圏が圧倒的に多いことは容易に想像がつくと思いますが、
実に全体の約3/4、74.3%がアジアからの来訪者であることがデータからわかります。
(※上位20カ国以外は「その他」に入ってしまうため、
もっと多い可能性も十分にあります)
確かに、都内観光地に行くと、アジア系の顔つきの外国人観光客が
頻繁に目に入ってくることがわかります。
では、日本国内の各地方別の、外国人客の構成比はどうなっていると思いますか?
最も数が多い関東地方の割合が、全体の割合に近いと思われるかもしれませんが、
実態は、近畿地方が全体平均に最も近く、
最もかけ離れているのは、実は中国地方なのです。
次のグラフは、訪日外国人の上位20カ国をアジア、アメリカ、欧州、豪州、ロシアに分類し、
地域別の割合を表しています。
飛行機の発着数が多い関東が平均より多様であるのは想像がつきますが、
それ以上に、中国地方のほうが、多様性に富んでいるというのは驚きです。
アジア圏からの来訪者は全国平均で74.3%、高い地域は90%を超えている(北海道)のに対し、
四国地方は、何と約48%、50%を切っています。
また、上位20カ国に入らない、「その他」に分類されている国からの来訪者も、
全国平均が約8.5%なのに対し、中国地方は約16%とほぼ倍なのです!
逆に、アジア圏からの来訪者割合が多いのは、
1位 北海道(91.7%)
2位 沖縄(87.4%)
3位 九州(86.9%)
4位 中部(83.9%)
5位 四国(75.5%)
となっています。
この記事のグラフからはわかりませんが、
アジアと言っても、例えば中国と台湾ではホストとしての対応は異なってくるはずです。
使用する文字も異なりますし、嗜好なども同じではありません。
実際にホストをやっていく上では、もう少し詳しく見た方がいいでしょう。
その点については、別の記事でお伝えします。
ゲスト向けのアピール方法や、どんな情報を何語で提供したらいいのか?
といった際に、ゲストとしてどの国からの人が見込まれるかを、考慮してみてください。
そして、ゲストの立場に立って、何があったら嬉しいのか、想像してみてください。
ご自身が民泊サービスを利用して、ゲストとして海外に行くことを考えてみてもいいかもしれません。
海外で、そこを初めて訪れる外国人として、何があって、どんな情報があったら嬉しいですか?
そうすることで、あなたの物件は、海外からのお客様に対して
より魅力的に見せることも、より満足いただくことも、できるかもしれません。
海外から日本への旅行は、「消費」から「体験」に変わってきているといいます。
民泊という「体験」で、ゲストに何を提供したいですか?
外国人のゲストに何がウケるのか?
どんなインテリアをどんな風に撮影し、
ハウスマニュアルにはどんな情報を提供したらいいのか?
どんな代行業者を選んだらいいのか?
多言語対応できる代行業者はあるのか?
といったことは、当協会のセミナーにご参加いただくか、
個別にご相談ください。
個別コンサルは、90分1万円で、ご相談内容に応じ、経験豊富なプロが対応いたします。
民泊ホスト/オーナーを始める前に、また、物件を増やす前に、個別にご相談いただくと、
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