前の記事の続きです。
地域ごとに、どの国からの来訪者が多いのか、
関東から沖縄までを紹介していきます。
以下のグラフは、前の記事からの再掲になりますが、日本の各地方毎ごとの、来訪する外国人の国別割合です。
■関東 – 韓国少なく、米・英・印が多い
関東と言っても、東京都だけで関東合計の7割を超えているため、
概ね東京の傾向と言える。
韓国が全国平均(11.1%)の約半分である一方、
米国・英国とインドが全国平均より多いのは、
ビジネス目的で来訪する人が多いからと思われる。
1位 中国(27.9%)
2位 台湾(13.0%)
3位 米国(9.3%)
4位 韓国(5.9%)
関東でも東京・千葉・神奈川で多少違いがありますが、
それは機会がありましたらまた紹介します。
■中部 – 何と過半数が中国から!
全体の何と53.1%が中国からなのが中部地方の特徴といえます。
そのため、順位は全国平均と変わりませんが、中国以外の割合はかなり少ない。
また、欧米やオーストラリアからの来訪者も少なめです。
1位 中国(53.1%)
2位 台湾(11.4%)
3位 香港(4.8%)
4位 韓国(4.1%)
■近畿 – とにかく平均的
以前もお伝えしましたが、東京を擁する関東が全体の平均を引っ張っているかと
思いきや、順位も割合も、最も全国平均に近いのが近畿地方です。
1位 中国(27.2%)
2位 台湾(18.0%)
3位 韓国(10.3%)
4位 香港(9.2%)
こちらも、大阪・京都・奈良でそれぞれ違いがありますが、機会がありましたらご紹介します。
■中国 – ひたすら分散傾向
多くの国の人が、分散して来訪しているため、
突出した数字が見られないのが中国地方の特徴。
上位4カ国で50%未満なのはこの地方だけ。
1位 韓国(12.9%)
2位 米国(11.8%)
3位 台湾(11.5%)
4位 中国(9.8%)
実は、この分散傾向を担っているのは広島県一県で、
他県は全国の傾向に近いのです。
広島がいかにグローバルな存在なのかを思い知らされるデータです。
■四国・九州・沖縄 – 台湾・韓国・香港が多く、中国は低め
この3地方は、傾向が似ているのでまとめて紹介します。
基本的には上から4位までの合計割合が全国平均より多く、
5位以下の国/地域からの来訪者が全体的に全国平均より少ないのが特徴です。
沖縄に至っては、上位4つの国/地域だけで全体の86.1%も占めています。
四国・九州は特に中国からの割合が全国平均の半分以下、10%前後となっています。
四国 | 九州 | 沖縄 | |
1位 | 台湾(31.2%) | 韓国(36.5%) | 台湾(26.6%) |
2位 | 韓国(18.1%) | 台湾(20.1%) | 韓国(23.1%) |
3位 | 香港(12.8%) | 中国(11.7%) | 中国(21.0%) |
4位 | 中国(10.3%) | 香港(10.8%) | 香港(15.5%) |
例えば、民泊ホストをするにあたってサポートすべき言語は、
大雑把に言って、どの地方でも英語以外では、中国語(簡体字・繁体字)と韓国語
であると言えるでしょう。
中部地方は中国からの方への対応を手厚くすればよさそうですが、
中国地方は更に多くの言葉や国/地域への対応が必要そうです。
以上のようなことを、
民泊代行業者を選定する際に、参考にしてみてはいかがでしょう?
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