ここ最近、民泊仲介サービスを運営する企業の
資金調達がいくつか報じられている。

先日も、とまれるを運営する、百戦錬磨が
14億円の資金調達をしたという情報や、
海外の大手サイトVacarsaが
40億ドルの資金調達を行ったという報道があったところだが、
民泊仲介サイト最大手のairbnbもさらなる資金調達に動くようだ。

2016年6月30日付のウォールストリートジャーナルによると

airbnbは追加の資金調達と、
従業員が保有する自社株の売却を計画していることが報じられている。
この資金調達の結果、最大でairbnbの企業価値は
300億ドル(約3兆円)に達する見込みとのこと。

目的はIPO実施の圧力の軽減と、世界展開へ継続的な投資を行うための資金調達。

報道によれば、8月までに複数の大手戦略的投資家から5億～10億ドルの資金を調達し、
さらに、投資家が2億ドル相当の株式を同社従業員から買い取る予定である。

airbnbがこれらの手を打ったのは、キャッシュの比率を増やし、
世界展開に資金投資を継続できるということと、
社歴の長い従業員に自社株の売却を認めることにより、
IPOを実施せずにも報酬を与えられ、人材流出を防ぐことができるからだ。

対象は社員約2500人中、500人ほどになる模様。
売却先の投資家については、airbnbは既に選定済みで、
双方ともに今夏中に完了予定とのこと。

airbnbは今回の決定でIPOを延期したが、
民泊市場は現在、急激に規模が拡大しているため、
資金調達の一環として、民泊事業者によるIPO実施の可能性は十分ありうるだろう。
また、民泊事業に参入した企業の株式に投資することも視野に入れてもよいかもしれない。

民泊関連銘柄一覧

8889     アパマンショップホールディングス
2120     ネクスト
2331     ALSOK
6064     アクトコール
3300     AMBITION
1435     インベスターズクラウド
3236     プロパスト
8909     シノケングループ
9008     京王電鉄
3276     日本管理センター
8848     レオパレス２１
3434     アルファ
8850     スターツコーポレーション
3457     ハウスドゥ
3926     オープンドア

（カブ知恵より一部抜粋して引用)

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