7月の訪日外国人数は過去最大229万人を記録
7月、8月は日本の旅行業界は繁忙期といえる時期でしたが、外国人訪問数の値は果たしてどれほどのものだったでしょうか。日本政府観光局(JNTO)が提供する資料によると、2016年7月内の訪日外国人数はなんと過去最大になったということでした。
トラベルボイスより引用
人数にして229万7000人という数でしたが、それまでの最高は2016年4月の208万2000人でした。一時、震災による訪問者数の減少が懸念されましたがここまで飛躍的な数値を叩き出すことができたのは外国人の日本訪問のニーズが非常に高いということが伺えますね。
では、どの国からの訪問者が多かったのでしょうか?7月内で訪問者数が最も多い上位10カ国は以下の通りです。
1位:中国 576,868人
2位:台湾 361,683人
3位:韓国 343,799人
4位:香港 158,712人
5位:アメリカ 98,201人
6位:タイ 51,852人
7位:イギリス 26,340人
8位:インドネシア 25,528人
9位:オーストラリア 25,396人
10位:フランス 22,304人
上位だけでアジアを占めており、アジア諸国だけでおよそ160万人の訪問者が記録されました。アジアからの外国人を受け入れることを念頭に置いた民泊運営が稼働率を上げる秘訣になるかもしれませんね。
訪日数トップの中国人観光客は民泊を活用するのか?
さて、ここからは他国より群を抜いた訪問数を記録した中国にフォーカスしてみましょう。
中国の人口はおよそ13億8000万人と非常に多くの国民を抱えている国です。この5年で3000万人近く人口が増加しており、年々その勢いが衰えることはありません。近年では、中国人旅行者が日本国内への旅行において店の陳列棚から商品がなくなるほどの大量買いをすることから「爆買い」という印象を与えられたことが記憶に新しいかと思います。
増加する中国人旅行客は大きなマーケティングになると見込まれており、あらゆる業界で中国人をターゲットにしたプロモーションや商品販促が行われています。例えば、私たちの日常で使われているLINEですが、このアプリは中国では使うことはできません。その代わり、中国のLINEとも呼ばれている「微信(WeChat)」が使われています。このアプリのユーザーはなんと8億人を超えており、中国では生活に欠かせない存在となっています。
多くの日本の企業では、このWeChatの支払いサービスを使えるようにするサービスを提供しているなどして、中国人の買い物客の流入を増やそうという動きもあります。
また、Airbnb(エアービーアンドビー)のような民泊サイトも中国版が存在するのです。サイトのコンセプトはAirbnbに類似していると指摘する声が多いですが、日本のホストの登録者が多いことも確認されています。中国人は欧米のサービスよりも、類似した中華系のサービスを使う傾向にあることと、個人旅行の割合が増加しつつあることや、ツアーでも民泊を利用する旅行会社も出てきていることから、今後さらにこういった中華系サイトはシェアを伸ばしていくこととなるでしょう。
参考までに中国民泊サイトの代表例は以下の通りとなっています。
途家(ツージャ)
http://www.tujia.com/
自在客(ジザイケ)
http://www.zizaike.com/
住百家(ジューバイジャ)
http://www.zhubaijia.com/
Ctrip
http://jp.ctrip.com/
大魚(Fishtrip)
http://www.fishtrip.cn/
このように、日本国内で中国人向けのサービスの拡張が進んでおり、今後の発展が望めることでしょう。
日本では、外国人を受け入れるために英語によるサービスの充実性が外国人を顧客とする鍵とされてきています。しかし、これからの時代はあらゆる国の外国人に精通したサービスを提供できるようになった方が他との差異がつけられ優位になれるかもしれません。
民泊においては、ターゲットとなる国の主な言葉、宗教、習慣、文化などをリサーチした上で部屋を提供すると、日本のおもてなしの心としてゲストから高いレビューを得られるかもしれませんね。
【参照URL】
https://www.travelvoice.jp/20160817-72431
http://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/160817_monthly.pdf
http://www.sankei.com/premium/news/160123/prm1601230010-n4.html
http://ecodb.net/exec/trans_country.php?d=LP&c1=IN&c2=JP&c3=CN&c4=US
https://wordswarp.net/inbound/646
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今回の記事のように、訪日外国人に占める中華系(中国、台湾、香港)の割合はかなり大きなものになっています。
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