熊本で発生した大地震から3ヶ月が経過し、
現在も復興が進められ、営業が再開されてきた観光地も増えてきました。
今回の被災者は県内に住む国民だけでなく、
多くの外国人旅行客も含まれていました。
実際に被災した外国人旅行者の声に
「どう寒さをしのいだらいいのか分からず、眠れなかった」
「滞在先が海に近く、津波が怖くて帰れない」
引用:http://mainichi.jp/articles/20160420/k00/00e/040/192000c
というものがありました。
このように、災害の恐怖を感じ、
日本語が通じない孤独感を味わいながら
避難所で過ごした旅行者が数多く発生したようです。
被災地に他言語で対応できる支援スタッフが少なかったために、
このようなトラブルが発生してしまいました。
この状況を受けて、国としても、
災害時の外国人への支援に課題があるとして対策を検討しています。
外国人旅行者を受け入れる立場となる民泊ホストの皆様は、
災害発生時に宿泊者を安全に誘導できるように
準備をしておく必要があるといえます。
以下は被災した訪日外国人向けの災害情報を発信している媒体です。
非常時に安心できる情報を提供できることも、
ゲストからの高い信頼を得られるポイントとなるでしょう。
○JNTO提供の外国人向け災害情報ページ
http://www.jnto.go.jp/eng/updates/
※下記画像は熊本・大分地震に関する情報
http://www.jnto.go.jp/eq/kumamoto.html
日本政府観光局(JNTO)は外国人に対して、
Travel Advisoriesと称する、
災害時の被災情報や交通情報などを提供するページを設けています。
現在は熊本地震、桜島の噴火、阿蘇山などに関する情報が掲載されています。
各ページでは、トップに最近発生した災害の情報が掲載されています。
日時や震源地、災害情報がまとめられています。
そこに続くのは、交通情報です。
飛行機、新幹線、電車などの九州エリアの運行状況を把握することができます。
現在のところ、情報は毎日更新されているので信頼性の高い情報源といえるでしょう。
○Safety tips(アプリ)
観光庁が監修した災害情報アプリです。
Android、iPhone共に対応しています。
海外の至る所でダウンロードが可能のため、
日本国外からでも災害情報を確認することができます。
このアプリでは、設定した観測地点付近で
震度4の地震、津波警報、噴火速報などが発生すると
通知されるようになっています。
またアプリにはコミュニケーションカードという機能があり、
災害時でよく使われる質問集がまとめられており、
周囲の人に質問したい場合に活用できる機能です。
ハウスガイドにアプリダウンロードのURLを貼っておくと、ゲストに親切ですね。
ダウンロード先
Android : https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.rcsc.safetyTips.android
iPhone : https://itunes.apple.com/jp/app/safety-tips/id858357174?mt=8
○地方自治体ホームページ
多くの地方自治体では、外国人向けの災害情報ページを設けています。
ご紹介しているページは東日本大震災で被災した福島県のものです。
自治体サイトの情報量はとても多く、地域の災害への取り組みについても
翻訳された資料が掲載されており、
滞在している地域の安全情報を細かに把握することができます。
オーナーは所有する物件の地域の自治体ホームページを
確認しておくといいかもしれませんね。
日本は災害大国であるため、施設の安全性を確保するだけでなく、
滞在中の安全もガイドできるようなホストになることが、
ゲストの信頼を勝ち得る一つの要因になりそうですね。
災害時の対応についてはこんな記事もありますので、
よかったら参考になさってください。
■急な災害、トラブル、ゲストはどうする?民泊ホストがハウスガイドに記載すべき内容まとめ
急な災害などにも親身になって対応いたします!
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ゲストからの電話対応を受けないといけない場合があります。
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