なにわのホスト、かく語りき(大阪のairbnbホストインタビュー)その2 ～airbnb設備・周辺環境編～

airbnb 大阪～なにわのホストインタビュー

前回から引き続き、大阪のairbnbホストの方のインタビューです。

■オーナー許可物件は安心して運営できる。中にはairbnbを直営するオーナーも

Q.　(前回のトラブルの話を受けて)それは大変でしたね。オーナーはairbnbを実施していることは承諾済だったのですか？

A.　はい、そうです。airbnbを実施する前提で、相場よりも高めに部屋を借りていたので、airbnbに退去されると家賃収入が下がる、ということもあり、対策を打ってくれれば問題ないというスタンスでした。　各物件とも、オーナーの許可を得て運営しています。

■築古でも集客には影響しない

Q.　なるほど、オーナー承諾済だと、トラブル発生時のリスクが大きく軽減されますよね。ちなみに、物件の築年数はどの程度ですか？

A.　ほとんどが築20～30年程度です。日本人から見たら、かなり古い物件に見えても、外国人から見たら普通に見えるようで、物件が古いからといって集客には影響はしないですね。また、家賃も安いので、ランニングコストも軽減できますし。知人のオーナーも築古物件を持っていますが、普通の賃貸に回すよりもairbnbで運営する方が収益率は高いということで直営しています。

■人気はなんばなどのミナミだが、京都や神戸へのアクセスが便利なエリアもニーズ有

Q.　築古でも影響がないんですね。また、直営ならば、家賃がかからない分、収益が上がりますね。ちなみに、大阪市内でairbnbが盛んなエリアはどこになりますか？

A.　なんばなどのミナミで結構流行っていますね。ただ、大阪のみ滞在というゲストはほとんどおらず、大抵京都や神戸などに移動する方がほとんどなので、京都や神戸へのアクセスも良い場所が人気ですね。そのため、京都へのアクセスのよい、北大阪なども需要があるようです。

■お花見需要が意外に多い

Q.　なるほど。では、京阪沿線や阪急京都線沿線などもニーズがありそうですね。ちなみに、airbnbで繁忙期などはありますか？

A.　そうですね、この1年間のデータだと、4月と8月は稼働率がきわめてよかったです。特に、4月は稼働率が100%でした。どうやら、日本の桜というのは、海外でも有名らしく、日本で花見をしたいという需要があるようです。4月の予約の際には、桜に関する問い合わせが大変多かったのを覚えています。そのため、現在はリスティングに近隣のお花見スポットなども掲載しています。

■ゲストは畳ときちんとした水回り設備を求めている

Q.　4月が100%なのは意外でした。桜需要があるのですね。若干方向が変わりますが、外国人に受ける部屋の設備などはありますか？

A.　やはり、Japanese Style Room ということで、畳が人気ですね。とはいえ、布団ではなく、ベッドを好む方が多いです。また、キッチンがしっかりしている物件の稼働率が高くなる傾向にあります。ゲストの方もフルに外食という訳ではなく、簡単な調理などもされることが多いので、キッチンがしっかりしているのは密かなアピールポイントになってますね。このあたりが押さえられていたら、築古でも普通に料金が取れます。

まだまだホストの方のお話は尽きません。
長くなりましたので、次回に続きます。

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