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閑散期の2月でも去年の7月並み!?訪日外国人の動向から民泊ビジネスの成功を見出す

民泊は、外国人のゲストを視野に入れて展開していくことが成功の秘訣となります。訪日外国人の動向に対する先見力があれば、どの時期を繁忙期として迎えるか予測ができるようになります。すると、ホストは受け入れ態勢を整えることができ、それによって外国人ゲストも満足できるサービスを享受できて、質の良いビジネスとして成り立ちます。1なので、今回は数字化された訪日外国人の実態について分析したものについてまとめました。グローバルな民泊運営に欠かせない情報としてチェックしておきましょう。

さて、2020年の東京オリンピック開催や外国人の日本滞在のビザ緩和など、訪日外国人を招致するために、日本政府が大きな施策を行ってきました。また、民間企業においても、外国人をターゲットにしたビジネスがめざましい発展を遂げてきていますよね。こういった日本の活動によって訪日外国人は増えてきています。数にして今年の2月はなんと189.1万人となりました。前年よりも50万人増加しています。また、この値は去年の最高値である前年の7月の191.8万人に次ぐものであり、日本では閑散期とされている2月ですら、大きな注目を浴びる数字を出しているのです。

では、訪日外国人の増加の推移をデータと共に分析してみましょう。

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こちらのグラフは月間の訪日外国人の数を集計したものです。グラフから読み取れるように、今年の1月と2月は既に前年度の人数よりも大幅に増加していたのが一目瞭然です。しかし、一口に外国人といってもアジア圏、欧米圏と国ごとに訪日する人数が異なっています。国や文化が異なれば、ホリデーのあり方も違ってくるので、どこの国からの滞在者なのかも変わってくるのです。では、この2ヶ月間はどこの国からの訪日者が多かったのか。次の表をご覧ください。

1JNTO:報道資料より

2016年2月における、訪日外国人の上位4カ国は以下の通りです。(数字は人数)

1位:中国 498,900
2位:韓国 490,800
3位:台湾 349,000
4位:香港 151,800

上位4カ国はいずれも東アジア諸国という共通点があります。実はここに2月の訪日数の鍵が隠されています。

東アジア、東南アジアなど中華圏の文化をもつ国では、2月の春節(旧正月)が正月の祝いとして大型連休をとる習慣があるのです。2月の上旬に2週間ほど休暇をとるのが一般的といっても過言ではありません。なので、この時期は、旅行としてやってくるアジア人が日本で目立つのです。また、ベトナムは前年に比べ訪日者数が2倍近くにも伸びています。ベトナムに関しては2014年にビザ緩和が施行され、3年間のうち何度でも訪日できるようになりました。その効果もあってか、年々訪日数は伸びています。ベトナムの訪日客数に関するデータはこちら。

ところで、3月から4月にかけて日本でイースターにちなんだ宣伝をしている企業や団体を見かけることが増えたかと思います。欧米圏ではイースターは大型の休暇であり、1週間の休みをとる人が多いらしいのです。つまり、欧米圏の人たちが訪日する割合が高くなる可能性が非常に高いのです。

このように、諸外国ではそれぞれの国ならではのホリデーがあり、それに伴って訪日を考えている外国人は多くいるのです。日本政府観光局(JNTO)が提供するデータは訪日外国人の動向を国ごとにまとめています。こういった情報を駆使して、外国のゲストをおもてなしできるサービスに溢れた民泊運営を考えてみるのも、あなたのリスティングの稼働率と収益性を向上させる重要なファクターといえるでしょう!

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