この企画は、実際にairbnb(エアービーアンドビー)を実施されている方にお話を伺って、
実際のところ、ぶっちゃけどうなのか?(笑)を知るというものです。
2部屋のホストであるH様にインタビューの第5回目です。
■早めのレスポンスと複数のメッセンジャーアプリのアカウントを持っておく
Q 外国人とのやり取りで気を付ける点はありますか?
A 基本的には早めのレスポンスを心掛けています。
airbnbのメッセンジャーアプリ以外のアプリでのやり取りを希望するゲストの方が
たまにおられるので、向こうで流行している「WhatsApp」といった
メッセンジャーアプリをダウンロードしています。
メッセンジャーアプリのアカウントをいくつか持っておいた方が先方とのやり取りで
苦労はしないと思います。
余談ですが、メッセージのやり取りからゲストの人となりが分かるのは楽しいですね。
中には私のことを凄く気に入ってくださって、帰国後もやり取りをしている方もいます。
■チェックインまでのトラブル防止のために、事前送付資料を作成して、送付する
Q 今後の課題はどういったものがありますか?
A 家が見つからない、といった問い合わせをゲストから受けたことがあったので、
チェックインまでをゲストの方のみできちんと出来るような体制をつくることです。
具体的には、近隣の写真やお部屋の外観写真を入れた資料などを作成しています。
チェックインまでの流れでは、想定外のやり取りを極力減らす方向で考えています。
また、近隣の居酒屋など、日本特有の飲食店に興味を持っているゲストの方も多いので、
そういった方のためのグルメマップの作成も考えています。
将来的には近隣の飲食店とタイアップもしていきたいですね。
他にも、日本での予定を何も決めずに来る人もいるので、スケジュールや
ゲストの要望を確認して、プランを提案したり、同行することもしたいと考えています。
実は、今度来るゲストは日本のアニメ好きということで、
アニメの舞台となった場所まで一緒に行って案内することになりました。
こういったことから、たとえば、ガイドの方と組むことで、
ツアープランをゲストの方に提示する、といったこともできるのではないかと
考えています。
インバウンドビジネスのニーズをゲストとの交流から直接感じられるので、
airbnbにはビジネスチャンスがたくさんあると見ています。
■airbnbはビジネスの展開を促進する媒体となりうる
Q つまり、airbnbとは、単なる宿泊提供サービスではなくて、
それ自体がビジネスの媒体ということなのですか?
A はい。私はそう見ています。
場所と人との連携でとても大きなビジネスになる可能性を秘めていると思います。
自分でビジネスをやっている人間にとっては、airbnbを通じて予期せぬ展開が
ありうるのではないかと考えています。
以上でH様のインタビューは終わりです。
今回のまとめです。
■WhatsAppなど、海外のメッセンジャーアプリをダウンロードしておくと
ゲストとのコミュニケーションに便利である。
■チェックインまでの手順書があると、無用なトラブルが回避できる。
■airbnbは単なる宿泊サービスではなくて、インバウンドビジネスの最前線。
airbnbをはじめたきっかけから、管理ノウハウ、
そして、airbnbを活用したビジネスに至るまで、非常に多岐に渡る話題について
H様にはお話いただきました。
どんな質問にもいやな顔一つせず、airbnbについてのご自身のご経験を包み隠さず
快くお答え頂いたH様にこの場を借りてお礼申し上げます。
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