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知らなきゃ損そん!「譲渡案件」

知らなきゃ損そん!「譲渡案件」「民泊」というものが世に認知されるようになった今、民泊運営をする人たちから「譲渡案件」に関する問い合わせが多くなっているとか。

都内で民泊物件を多く扱う不動産業のTさんにお話を伺いました。

Q.どういった方たちからのお問合せが多いのですか?

「民泊運営で毎月黒字は出ているけれど収益が小さいので、もっと大きな物件に動きたい」
「不動産契約と備品を揃えるのに結構金額がかかったので、次の物件を借りるのに頭金が欲しい」
といった民泊運営で初期費用を回収して次のステップに行こうとする人からの問合せが多いですね。

Q.具体的に、譲渡するその内容は?

物件の権利から家具の権利まで、そしてエアビーのアカウントも含めたすべてを譲渡する人もいますし、複数の民泊物件を運営している人はアカウントは譲渡せずに物件と家具を譲渡する、という場合もあります。

Q.アカウント付き譲渡のほうが価値がある?

アカウント付きのほうが金額が高いのは事実です。
しかし譲渡される側がベテランホストなのか新規参入なのかで価値は違ってきます。
複数の物件で民泊運営をしているようなベテランだったら、すでに持っているアカウントから新たにその物件が紐づけされるだけなので、新たなアカウントは必要ありません。

ですが新規参入の場合、アカウントの作りたては当然レビューの数はゼロです。なので参入してすぐは集客がなかなか難しいのです。しかしアカウントごと譲渡された場合はレビューも溜まっているので契約を済ませたら翌日からでも集客をスタートすることができます。

さらに、一般的に新規参入で民泊運営をスタートする場合、敷金礼金仲介手数料、前家賃、保障会社への支払い、家具家財準備で約100万円ほどかかります。そして、収容人数に合わせた家具を揃えて内装を作るのに下手すると1ヶ月くらいかかります。エアビー掲載用に専門の会社に撮影を依頼すると予約待ちというのもよくあります。ということは1ヶ月分の家賃を無駄にする可能性もあるのです。
これが譲渡案件であれば、金銭面と時間的なロスを限りなく少なくできるというわけです。
新規参入にとってアカウント付き譲渡物件はとても価値があると思いますよ。

Q.民泊運営がうまく行かないから譲渡する…、というマイナスなイメージがあるのですが?

もちろん、運営がうまく行かなくて…という案件もありますね。民泊運営から撤退したいので投資した金額を少しでも回収したいと。その場合この譲渡案件は救済措置として有効だと思います。
ただやめる、と言っても家具を処分するだけでもやはり費用がかかりますし、手間暇もかかりますから。そういった場合にも譲渡案件を多く扱う専門家の意見は参考になりますよ。

Q.譲渡案件の専門業者がいるのですか?

いいえ、専門というのではないのですが、最初から譲渡することを念頭においてその物件を民泊運営の軌道に乗せてから譲渡するというのもビジネスの手法としてあるんですよ。譲渡に至るまでの民泊運営による収支報告書も全部開示してアカウントごと譲る、というのがひとつのビジネスとして成り立っています。投資目的としての民泊運営には譲渡案件も含めいろいろな手法があるので、専門家に相談することをおすすめします。

民泊が広く認知されるようになってまだ数年ですが、次のステップへと動き出す人たちも出てきているようです。
情報収集も自分だけではどうしても偏りが出てしまいます。
専門家のアドバイスを上手に取り入れることが重要ですね。

当協会では、譲渡案件に関する専門家のご紹介もしています。
譲渡する方もされる方も、こちらのお問合せフォームから、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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