airbnb トラブル事例 その2
前回からの続きです。
今回は、Bed bugが発生した場合の対策法をまとめました。Bed bugが発生した場合のおおまかな流れは下記の通りです。
①生息場所を確認する
Bed bugは狭くて暗い場所に生息するので、家具の間や、マットレス、ソファーの隙間、カーペットと壁の間、カーテンの裏など部屋中の隙間をチェックしてみてください。生息数が増えると、フンでその場所が黒く汚れてきます。それが生息場所を知る目安となります。
(出典:http://mushi-chisiki.com/pest/bedbug.html)
②駆除する
生息場所が分かったら駆除をしましょう。駆除の方法はいくつかあります。
A.殺虫剤を使う
スプレータイプの殺虫剤を直接かけて駆除します。もし、時間が取れるようなら、バルサンのような燻蒸タイプの殺虫剤で部屋全体を消毒しましょう。
B.加熱駆除する
◆スチームクリーナーを使用する
ベッドの周囲やマットレス、ソファーの隙間、床などにスチームクリーナーを使用して駆除します。このとき、加熱が不十分だと駆除できないため、しっかりスチームを当てましょう。
◆熱湯消毒・熱風乾燥
もし、衣類やシーツなどにBed bugが発生している場合、熱湯で消毒すると効果的です(79℃以上のお湯で5分間)。乾燥機があれば、熱風乾燥でも可能です(79℃、5分以上)。
C.物理的に駆除する
たとえば、布団やソファーなど、直接触れるもので殺虫剤を使用したくないものの場合、掃除機で吸い取るといった方法もあります。卵は掃除機で吸い取りにくいため、卵をすりつぶすくらい、しっかり掃除機を密着させて吸ってください。また、出たごみはBed bugや卵が含まれているため、ビニール袋でしっかり密閉してから処分してください。また、使用した掃除機にBed bugが付着していないか、終了後によく確認してください。もし、家具にBed bugが大発生しているようならば、駆除するよりも廃棄することも考えた方がよいです。
このほかにマットレスなどを目の細かいネットで覆うことで、Bed bugの侵入を防ぎ、さらに、内部にいるBed bugを閉じ込める方法もあります。また、Bed bugの侵入を防ぐという観点から、ベッドやソファーの足に市販の粘着トラップや水の入った容器を設置するのも一つの手段です。
ゲストからの連絡で、見慣れないBed bugという言葉があると面喰うかもしれませんが、この記事などを参考にしっかりと対応しましょう。適切な対応をすることで、ゲストからの信頼を勝ち取ることができるかもしれませんよ。
参考サイト:虫知識.com http://mushi-chisiki.com/pest/bedbug.html
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はじめまして。トコジラミの対応につきまして、現在は薬剤体制のあるいわゆるスーパートコジラミが主流になっているため素人での駆除は大変困難となっています。バルサンのような燻えん剤を使用すると、トコジラミは死滅せず、より狭い隙間を求めてほかの部屋に拡散し、被害が拡大する危険性が高いといわれています。
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/101/115/283/d00143177.html
スプレータイプの殺虫剤(ピレスロイド系)で、トコジラミに効くとうたっているものの殆どはスーパートコジラミには効果がなく、有機リン系の一部(バルサンまちぶせスプレー等)が効く程度で、これらの商品は多くの場合ではドラッグストアでは取り寄せになります。
ご参考に。